【遺跡好き必見】世界文化遺産の対象や審査方法,国内外の例をご紹介

【遺跡好き必見】世界文化遺産の対象や審査方法,国内外の例をご紹介 制度や仕組み、関連情報
【遺跡好き必見】世界文化遺産の対象や審査方法,国内外の例をご紹介

遺跡巡りが好きなんだけど、せっかくなら世界文化遺産にも行ってみたいな〜!日本にも世界文化遺産があるんだろうけど、どこにあるんだろう??

 

そういった疑問に答えます。

本記事では、世界文化遺産がどういうものかを解説したのち、日本と海外にどんな世界文化遺産があるか、各地から少しずつピックアップして紹介しますね!

 

  • 神社仏閣好き
  • 旅好き
  • 遺跡好き

 

そんなあなたに向けて贈る記事です。

ぜひお読みください。

 

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世界文化遺産とは

世界文化遺産とは

世界文化遺産とは

 

世界遺産の定義

世界文化遺産は、世界遺産の中の一つです。

 

下の絵の通り、世界遺産には世界自然遺産と世界文化遺産があります。

世界遺産の分類

世界遺産の分類

 

つまり、世界文化遺産は世界遺産の分類の一つであり、世界自然遺産と対をなすものなんですね。

 

世界遺産は世界遺産条約にて保護の対象とされおり、同様に文化遺産も以下のとおりに定義されています(出典:世界遺産条約の仮訳)。

記念工作物 記念的意義を有する彫刻及び絵画、考古学的物件又は構造物、銘文、洞窟住居並びにこれらの物件の集合体で、歴史上、美術上又は科学上顕著な普遍的価値を有するもの
建造物群 独立した又は連続した建造物群で、その建築性、均質性又は風景内における位置から、歴史上、美術上又は科学上顕著な普遍的価値を有するもの
遺跡 人工の所産又は人工と自然の結合の所産及び考古学的遺跡を含む区域で、歴史上、観賞上、民族学上又は人類学上顕著な普遍的価値を有するもの

 

世界文化遺産には『記念工作物』『建造物群』『遺跡』があるんですね。

なお,世界遺産条約は、1972年第17回ユネスコ会議にて採択され1975年発効した条約であり、文化遺産と自然遺産を人類のために保護・保存することを目指しています。

 

世界遺産の登録基準

世界遺産の登録基準は以下の通りです。

 

(i) 人間の創造的才能を表す傑作である。
(ii) 建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
(iii) 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
(iv) 歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
(v) あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
(vi) 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
(vii) 最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。
(viii) 生命進化の記録や、地形形成における重要な進行中の地質学的過程、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
(ix) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。
(x) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。

 

すごいハイレベルな基準ですね。

文化・自然物の、それこそ世界の頂点がようやく登録されるほどの基準です。

 

世界遺産の審査方法

世界遺産の審査は以下の流れで行われます。

 

世界遺産の審査の流れ

世界遺産の審査の流れ

 

文化遺産の場合は『国際記念物遺跡会議(ICOMOS)』が専門機関となって調査するわけですね。

 

当然かもしれませんが、自薦です。

 

ある国の歴史建造物がイケているからといって、他の国が『あれすごくね?文化遺産に推薦しちゃおうぜ!』って推薦しても意味はないんです。

 

自分で自国の物件を推薦して、初めて審査がなされます。

参照:ユネスコ

 

SDGsと世界遺産

SDGsと世界遺産

SDGsと世界遺産

 

世界文化遺産はSDGsの目標11ターゲット11.4に規定されています。

ターゲット11.4
世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。

 

まちづくりについて規定する目標11ですが,我々が実際に使う都市の構造物だけではなく,過去から受け継いだ建造物等を守っていくことも大切だ,ということですね。

経済性や合理性だけではなく,芸術や文化の振興もSDGsの範疇になっています。

 

日本の世界文化遺産

日本の世界文化遺産

日本の世界文化遺産

 

2022年春時点で日本に存在する世界文化遺産をご紹介します。

各地にかなりの数の世界文化遺産があるので,お近くであれば気軽にいけますね!

 

北海道、東北

  • 平泉~仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群~

11世紀~12世紀ごろに奥州藤原氏によって造営されました。

中尊寺金色堂とか,歴史?の教科書に載っていましたよね~!

 

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  • 北海道・北東北の縄文遺跡群

1万年以上にわたって採集・漁労・狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と精神文化を伝える文化遺産です。

北海道・青森県・岩手県・秋田県に所在する17の遺跡で構成されています。

 

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関東

  • 富岡製糸場と絹産業遺産群

19世紀後半~20世紀にかけて,高品質な生糸の製造を担った工場です。

産業発展の象徴ですね。

 

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  • ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献‐

パリを拠点に活躍した建築家のル・コルビュジエの作品が対象です。

東京のど真ん中・上野の国立西洋美術館に展示されています。

 

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  • 日光の社寺

言わずと知れた,日光東照宮を中心とした社寺です。

 

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北陸

  • 白川郷・五箇山の合掌造り集落

岐阜県~富山県に存在する合掌造りの集落です。

18~19世紀の民家だそうです。

 

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東海/近畿

  • 法隆寺地域の仏教建造物

7世紀ごろに作られた世界最古の木造建築物などが残っています。

奈良の歴史は京都よりも古いですからね~!

 

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  • 姫路城

白鷺城として知られた有名すぎるお城です。

夜に見ると本当にびっくりするほど白いんですよ。

 

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  • 古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)

京都は我々が認識するみやこです。

天皇家の御所をはじめ,趣深い建造物がたくさん観られます。

 

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  • 古都奈良の文化財

7~8世紀ごろは日本の中心でした。

烏帽子をかぶっていた時代ですね。

東大寺をはじめ,当時の神社仏閣がたくさん残っています。

 

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  • 紀伊山地の霊場と参詣道

熊野古道って行ったことありますか?

公共交通機関のアクセスがよくないので,なかなか行けないんですよね。

熊野シリーズをはじめ,レアな遺産が多いので,覚悟を決めて行ってみることをお勧めします。

 

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  • 富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐

説明の必要がないほど,有名すぎるお山です。

2回ほど登頂しましたが,日本一高い場所に立つって,いいものですよ~!

 

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  • 百舌鳥・古市古墳群‐古代日本の墳墓群‐

百舌鳥(もず)は大阪の堺あたりの地域ですね。

仁徳天皇陵はでっかい古墳で,横から見るとただの森です。

 

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中国,四国

  • 原爆ドーム

悲しい歴史とともに文化遺産となった場所です。

歴史は繰り返してはなりません。

 

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  • 厳島神社

広島県にある厳島(いつくしま)神社は,鳥居が海に半分埋まっています。

写真映えするスポットですよね。

 

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  • 石見銀山遺跡とその文化的景観

日本でもを採掘できた時代があったんです。

島根県の中央でアクセスは厳しめですが,チャレンジしてみますか?

 

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九州、沖縄

  • 琉球王国のグスク及び関連遺産群

沖縄が琉球王国だった時代の遺跡がしっかり残っています。

1880年ごろまでは別の国だった事実は,押さえておくべきです。

 

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  • 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

明治時代には,あらゆる分野で産業が発展しました。

そういった時代を象徴する施設等は,しっかり文化遺産として残っているわけですね。

数が多いので,ひとまず松下村塾のロケーションを示しておきますね。

 

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  • 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

福岡県にある沖ノ島は,その昔から信仰の対象になっていました。

いまでも信仰の場として続いています。

ちなみに,宗像は『むなかた』と読みます。

 

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  • 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

キリスト教が禁教とされていた時代がありましたが,長崎の天草地方はキリスト教徒が密かに暮らしていた地域でもありました。

歴史を彩る数々の施設等が保存されています。

 

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海外の世界文化遺産

海外の世界文化遺産

海外の世界文化遺産

 

海外にも多くの世界文化遺産が存在します。

ここでは有名どころをピックアップしてご紹介しますね。

 

ヨーロッパ

ヨーロッパは世界遺産の宝庫ですが,あえてこちらを紹介します!

イングランドの湖水地方,レイクディストリクト国立公園です。

息をのむような景色が広がる観光地となっています。

ピーターラビットが生まれた地でもあるんですよ。

 

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アジア

アジアも奥深い世界遺産ばかりですが,仏教徒としてぜひここを紹介したいです,

お釈迦様が生まれた地・ルンビニ

 

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北アメリカ

北アメリカにも遺跡がたくさんありますが,敢えてメキシコのテオティワカンを紹介しましょう。

古代都市』という,SF好きなら垂涎の遺跡なんです。

 

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中央アメリカ

中央アメリカは,北アメリカ大陸と南アフリカ大陸をつなぐあの細い地域ですね。

いくつも世界遺産はありますが,ちょっと珍しいものをピックアップしました。

先コロンブス期の首長制集落なのですが,『ディキスの石球』と呼ばれる遺物が散らばっています。

その時代では作れないであろうほぼ完ぺきな球体の石で,ロストテクノロジーとも言われているんですよ。

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南アメリカ

南アメリカ,つまり南米は日本から考えると秘境です,秘境。

アンデス文明インカ文明といった超有名古代文明が栄えていた場所ですからね~!

遺跡好きにはたまらない場所ではないでしょうか。

本記事で紹介するのは,あのモアイ像です!

チリのイースター島ですね。

 

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中東

中東もね,歴史が古いんですよ。

インダス文明とかですからね!

ピックアップしたものは,古代バビロニア帝国の中心地だったバビロンです!

 

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アフリカ

アフリカは超がつくほど歴史が古いんです。

何しろ,考古学上は人類発祥の地ですからね!

例えば,このヌビア遺跡群は,映画『ハムナプトラ』に出てきそうな雰囲気の神殿で構成されています。

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オセアニア

オセアニアは太平洋とその周辺,といった地域ですね。

超有名な文化遺産として,オーストラリアのシドニーにあるオペラハウスをピックアップします。

建設に14年間もかかっているそうですよ。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

本記事では,世界文化遺産について解説したあと,世界各地の世界文化遺産を少しずつピックアップしてご紹介しました。

 

世界遺産には『世界文化遺産』と『世界自然遺産』が存在します。

また,1972年に第17回ユネスコ会議にて採択された世界遺産条約には、『記念工作物』『建造物群』『遺跡』がその対象として記載されています。

 

日本も海外も,あらゆる地域に人類が住み着いた歴史があるので,世界文化遺産があらゆる地域に存在します。

もし旅行でどこかに出かけた時に近くに世界文化遺産があれば,訪れてみてはいかがでしょうか。

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