レジリエンス(Resilience) とは?意味や使い方を解説

レジリエンス(Resilience) とは?意味や使い方を解説 制度や仕組み、関連情報
レジリエンス(Resilience) とは?意味や使い方を解説

レジリエンスという言葉を聞くことがあるけど、どういう意味なんだろう?使い方も知っておきたいな。

 

そういった疑問に答えます。

本記事では、『レジリエンス』という言葉が持つ色々な意味使い方を解説します。

SDGsを学ぶにあたっても重要なキーワードになるので、ぜひここで学んでいってくださいね。

SDGsを3分間で

 

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Resilience(レジリエンス)を直訳すると?

Resilience(レジリエンス)を直訳すると?

Resilience(レジリエンス)を直訳すると?

 

英語のResilience(レジリエンス)を日本語に直訳すると、『強靭さ』『回復力』『反発力』といった意味になります。

外部から何らかの影響を与えられたときに、その影響を解消して元どおりになることの程度です。

 

外部からの影響への耐力という意味では、Hardness(ハードネス)『硬さ』もあります。

しかし、両者の意味には以下の通り明確な違いがあります。

  • Resilience(レジリエンス):柳のようなしなやかさ
  • Hardness(ハードネス):大樹の幹のような硬さ

 

Resilience(レジリエンス)が『』なら、Hardness(ハードネス)は『』ですね。

よく使われる例えですが、台風では大樹が根元からポッキリと折れるのに対して、柳の枝や稲のような植物は折れずにしなやかになびきます。

Hardness(ハードネス)とResilience(レジリエンス)

Hardness(ハードネス)とResilience(レジリエンス)

 

Resilience(レジリエンス)の本来の意味は、強い力も柔軟に受け流して、自身が壊れることを防ぐようなイメージです。

 

レジリエンスの意味と使いかた

実際に『レジリエンス』が実生活で使われるシーンで意味や使い方をみていきますね。

主に以下の3つのシーンで使われます。

  • ビジネス
  • 心理学
  • 都市、環境

 

ビジネスにおけるレジリエンス

ビジネスにおけるレジリエンス

ビジネスにおけるレジリエンス

 

ビジネス界において『レジリエンス』とは、事業性悪化への適応力の高さを意味します。

 

例えば、今なお続くコロナ禍では、飲食店が売上減少に悲鳴をあげています。

この場合、テイクアウトや通販食品に切り替えて売上減少を食い止められる企業は、コロナ禍のダメージを抑えられるでしょう。

 

そういった企業を『レジリエントな企業』と呼びますし、『企業のレジリエンスが高い』とも表現します。

 

事業を継続させる仕組みの点ではBCP(Business Continuity Planning:事業の継続計画)とも似ています。

 

心理学におけるレジリエンス

心理学におけるレジリエンス

心理学におけるレジリエンス

 

 

一般社団法人日本ポジティブ心理学協会によると、(心理学における)レジリエンスの意味は以下の通りとされています(アメリカ心理学界の定義を採用)。

「逆境やトラウマ、惨事、脅威、さらには重大なストレス源に直面したときにうまく適応するプロセス」であり、総じて「困難な経験から『再起する』ことでw、

 

要は、柳の木や稲のような人であること、ですかね。

 

困難に真正面から立ち向かうというより、受け入れ、時には受け流し、逆境にうまく対処するイメージです。

 

日本ポジティブ心理学協会では、レジリエンスを身につけるためのトレーニング講座を開催しているので、興味のある方は問い合わせてみては^^

 

都市・環境におけるレジリエンス

都市・環境におけるレジリエンス

都市・環境におけるレジリエンス

 

都市・環境分野においては、レジリエンスは災害や気候変動への対処能力・回復力のことを意味します。

 

例えば、近年では豪雨による水害が増えていますが、豪雨があっても水害にならないように地下水路を整備したり、河川堤防を整備することで、レジリエンスを高めることができます。

 

また、温暖化による海面上昇に対して、住居を高台に移して水没を免れることも、レジリエンスを高めることにつながります。

 

このようにレジリエンスを高めることで、我々が生きながらえる土台がしっかりします。

SDGsの言う『持続可能』にぴったりと当てはまりますね。

 

SDGsとの関係

SDGsにも『レジリエンス』が多く出てきますので、以下に挙げておきます。

 

  • 目標1『貧困をなくそう』ターゲット1.5

2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。

 

  • 目標2『飢餓をゼロに』ターゲット2.4

2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。

 

  • 目標9『産業と技術革新の基盤をつくろう』ターゲット9.1

全ての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。

 

  • 目標9『産業と技術革新の基盤をつくろう』ターゲット9.a

アフリカ諸国、後発開発途上国、内陸開発途上国及び小島嶼開発途上国への金融・テクノロジー・技術の支援強化を通じて、開発途上国における持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラ開発を促進する。

 

  • 目標11『住み続けられるまちづくりを』ターゲット11.b

2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。

 

  • 目標11『住み続けられるまちづくりを』ターゲット11.c

財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。

 

  • 目標13『気候変動に具体的な対策を』ターゲット13.1

全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。

 

  • 目標14『海の豊かさを守ろう』ターゲット14.2

2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。

 

8箇所も出てきましたね。

SDGsにとってレジリエンスは重要な概念だとわかります。

 

まとめ

本記事では、レジリエンスの意味や使い方を解説しました。

取り上げた分野は以下の3分野です。

  • ビジネス
  • 心理学
  • 都市、環境

柳の枝のようにしなやかに逆境を切り抜けるメージで使ってもらえたらOKです。

また、SDGsのターゲットにも8箇所出てくる頻出キーワードですので、ぜひ覚えてくださいね^^

SDGsのターゲット一覧

コメント

  1. […] 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽 […]

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