SDGsの中でゴミ問題に関係するもの9つを紹介

SDGsの中でゴミ問題に関係するもの9つを紹介 制度や仕組み、関連情報
SDGsの中でゴミ問題に関係するもの9つを紹介

社会問題の中で特にゴミ問題への関心が強いから、まずはSDGsゴミ問題の関係を知りたい。

 

そういったご要望にお応えします。

 

僕は日系企業に勤めるサラリーマンですが、僕の会社は廃棄物関連のプラント建設を主力事業の1つとしています。

また、僕は廃棄物関連の財団法人に出向していた経験があるので、廃棄物に関しては一般の人よりは詳しいと思っています。

そんな視点から、SDGsゴミ問題の関係を解説します。

SDGsを3分間で

 

本記事では、固体の廃棄物だけではなく、液体廃棄物(排水)や気体廃棄物(排気)も『ゴミ』として考えます。

 

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SDGsとゴミ問題の関係

SDGsとゴミ問題の関係

SDGsとゴミ問題の関係

 

結論:9つのターゲットに貢献

合計で9つのターゲットがゴミ問題に関係しています。

 

ここで、SDGsの構造をあらかじめ伝えておきますね。

SDGsの構造

SDGsの構造

 

SDGs17個の目標から構成されており、17個の目標をそれぞれ細分化・具体化すると、合計169個のターゲットから構成されています。

 

ターゲットは、SDGs達成のための具体的な小目標ってことですね。

目標とターゲット一覧

 

目標6、ターゲット6.2

目標6、ターゲット6.2

目標6、ターゲット6.2

 

目標6は、『安全な水とトイレを世界中に』です。水利用の規定ですね。

 

ターゲット6.2は以下の通り。

2030年までに、全ての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女児、並びに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。

 

人間から出る廃棄物として、糞便や尿があります。

テキトーに環境中に排出・放置したら、立派なゴミ問題の発生です。

 

ある程度は肥料の役目を果たしますし、微生物によってある程度は分解できます。

しかし、環境が処理できる量にも限界がありますし、臭気の発生や衛生状態の悪化など、社会的な問題につながります。

 

社会的な問題も、れっきとしたゴミ問題ですよね。

 

目標6、ターゲット6.3

ターゲット6.3は以下の通りです。

2030年までに、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模で大幅に増加させることにより、水質を改善する。
人間の排泄物に限らず、産業から出る排水も、同様に環境中に放出されると、環境問題や社会問題につながります。

 

水俣病やイタイイタイ病は、この規定の範疇ですね。

公害が問題になっていた当時にSDGsがあったら、多くの人を救えたでしょうに。。

 

目標6、ターゲット6.a

ターゲット6.aは以下の通りです。

2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術を含む開発途上国における水と衛生分野での活動と計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。

 

ターゲット6.16.6の達成のための手段を規定しています。

ゴミ問題に関連するキーワードは以下です。

 

  • 集水:集中管理/処理を容易に
  • 排水処理:環境が吸収できるレベルまで清浄化
  • リサイクル、再利用:排水を処理して清浄水にして再利用

 

目標9、ターゲット9.4

目標9、ターゲット9.4

目標9、ターゲット9.4

 

目標9は、『産業と技術革新の基盤をつくろう』です。産業の発展に関する規定ですね。

 

ターゲット9.4は以下の通り。

2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術·産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

 

『クリーン技術』『環境に配慮した技術·産業プロセス』にゴミ問題が関係すると考えます。

 

廃棄物が少なくなる加工技術や、リサイクル材を前提とした製品製造技術などを開発できれば、廃棄物が減りますよね。

 

目標11、ターゲット11.6

目標11、ターゲット11.6

目標11、ターゲット11.6

 

目標11は、『住み続けられるまちづくりを』です。都市の発展に関係します。

 

ターゲット11.6は以下の通り。

2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。

 

廃棄物の管理は結構重要で、どういった性質の廃棄物がどれくらい排出されているのかを把握することで、次のアクションの計画が可能になります。

 

どうやってゴミ問題に取り組むかを決めるためにも、状況把握は不可欠です。

 

目標12、ターゲット12.3

目標12、ターゲット12.3

目標12、ターゲット12.3

 

目標12は『つくる責任 つかう責任』です。資源利用の規定ですね。

 

SDGsの中でも、目標12はゴミ問題に最も深く関係しています。

ターゲット12.3は以下の通り。

2030年までに小売·消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。

 

この規定は廃棄物の中でも特に食品廃棄物(フードロス)に関して規定しています。

 

具体的には、消費者に届く前のサプライチェーン段階で廃棄される食品を減らそうとしています。

 

目標12、ターゲット12.4

2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

 

廃棄物全般に関する規定ですね。

管理したうえで、大幅な削減を目指します。

大幅がどのくらいかは不明ですけれども。

 

目標12、ターゲット12.5

2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

 

これがゴミ問題と最も関係が深いかもしれません。

 

廃棄物の種類を規定せずに、大幅に削減する!という強い意志を感じます。

 

目標14、ターゲット14.1

目標14、ターゲット14.1

目標14、ターゲット14.1

 

目標14は『海の豊かさを守ろう』です。

 

ターゲット14.1は以下の通り。

2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

 

海洋ごみはご想像の通りだと思いますが、富栄養化は、海洋に過剰な栄養分(窒素やリンなどの有機物)が入ってしまう現象です。

 

富栄養化によってプランクトンが異常に増え、赤潮などの原因になったり生態系のバランスが崩れたりします。

 

富栄養化を防ぐには、排水をそのまま河川や海に流さずに、適切な処理を行うことが必要です。

 

まとめ:ゴミ問題はSDGsの9つのターゲットに関係

まとめ:ゴミ問題はSDGsの9つのターゲットに関係

まとめ:ゴミ問題はSDGsの9つのターゲットに関係

 

本記事では、SDGsゴミ問題との関係を解説しました。

 

ゴミ問題は、直接的には169個のターゲットのうち9に貢献しますので、これらを解決できたらSDGsの達成率が5.3%上昇します!

(ターゲットの数値化が妥当かはわかりませんが)

 

以下、深く関係するターゲットをまとめておきますね。

  • 6.2
  • 6.3
  • 6.a
  • 9.4
  • 11.6
  • 12.3
  • 12.4
  • 12.5
  • 14.1

詳細は、ターゲット一覧をご覧ください。

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