
ダイバーシティとインクルージョンを経営に取り入れていきたいんだけど、どうもイメージがわかない。。
そんな声にお応えします。
本記事では、ダイバーシティとインクルージョンのイメージを持ってもらうために、歴史的名作『鬼滅の刃』を題材にして解説します。
もしまだ鬼滅の刃を読んでいないのなら、今すぐに読んでほしいです。
教育、勤労、納税に続く4番目の義務として憲法に盛り込まれてもいい。。それくらいの名作だと思っています。
ダイバーシティそしてインクルージョンとは

ダイバーシティそしてインクルージョンとは
超ざっくり言うなら、こんな感じです。
- ダイバーシティ ⇒ 色んな人がいて違いは個性だから認め合おう
- インクルージョン ⇒ ダイバーシティを前提にして、一緒になって働いたり生活しよう
ダイバーシティの先にインクルージョンがあるイメージですね。
僕もかなり変な所があるので、一昔前だと孤立していたかもしれません。
今の世の中だからこそ、こうやって人生を送れているかのかも。
ちなみに、SDGsで言うと、目標5『ジェンダー平等を実現しよう』と目標10『人や国の不平等をなくそう』に関係します。
ダイバーシティ&インクルージョンについてはこちらの記事↓でしっかり解説しているので、参考にしてください。

歴史的名作!『鬼滅の刃』とは

歴史的名作!『鬼滅の刃』とは
鬼滅の刃は、鬼退治の物語です。

まさかの桃太郎と同じ!?

鬼退治の部分だけならね。桃太郎の2万倍くらい面白いけど!
作者は吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)さんで、週刊少年ジャンプの連載から始まり、アニメ、そして映画と展開しています。
なお、原作は単行本23巻で完結しています。
大ヒット漫画にしては少ない巻数です。
よくあそこできっぱりと辞められたな,と。
『全集中・極』『超集中』など,強さのインフレはいくらでもできそうですが,よくあそこで終結させたな,と。
美しい終わり方だと思います。
鬼滅の刃では,主人公の竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼になってしまいます。
禰豆子を鬼に戻すこと、鬼を滅ぼして悲しみの連鎖を断ち切ることなどを胸に、主人公が鬼狩りとして仲間とともに成長していくストーリーです。
涙無しには読めない名作なんです。
僕は何度も読み返していますが、その度に涙、涙。。
そして名言の数々に背中を押してもらっています。
そんな鬼滅の刃は、ダイバーシティとインクルージョンの教科書のような作品なんですよ。
ネタバレ祭りのような内容なので、『それは困る』という方は、先に原作を読んでくださいね~!
隅々まで読んだ人にしか分からないネタを散りばめまくるんで!
炭焼き小屋の息子なんで!(ドヤサ!)
鬼滅の刃にみるダイバーシティとインクルージョン

鬼滅の刃にみるダイバーシティとインクルージョン
鬼滅の刃ファンとして、この記事を書くこと自体が超幸せです。
ワクワクしながら、そして様々なシーンを回想しながら、ニヤニヤして書いています。
鬼滅の刃の魅力も伝えられるように頑張って書きますので、ぜひ最後まで読んでくださいね~!
生物種すら超越した共闘!

生物種すら超越した共闘!
ダイバーシティから一般的に連想されるキーワードはこんな感じではないでしょうか?
- 国籍
- 人種
- 障がい
- 性別
- 宗教
たかが人間同士の差ですよね、これらは。
人間という種のこんなちっぽけな差で、社会的な問題が起きています。
一方、鬼滅の刃は圧倒的です。
生物種なんていう枠は、幸せの跳躍でひとっ飛びですよ!
- 人間
- カラス
- スズメ
- ネコ
- ヘビ
- ネズミ
本編ではこれだけ異なる生物種が一丸となって鬼に立ち向かうんです。
『生物種なんて個性にすぎない』と言わんばかりに、それぞれの性質を遺憾無く発揮して、活躍しています。
誰も彼も役には立たなかった。。などと二度と言わせません!
誰もが役に立つ、立とうとするんですよね。
そして、ネズミだから、ヘビだからと、差別されたりしません。
『あのような畜生』呼ばわりされるシーンもありますが。。
家庭環境なんて全く関係なし!

家庭環境なんて全く関係なし!
人間社会では、家庭環境で差別されたりすることも少なくありません。
ですが、鬼滅の刃では、そんな問題は誰も気にしていません。
- 捨てられた
- 崖から落とされたうえに猪に育てられた
- プツンと音がするまで虐待された
- 1000年間くらい一族総出で呪われている
- 家族を鬼に殺された(結構多い)
- 情熱的だった親父が酒乱に変貌
- 赤ん坊を生贄にして贅沢を続ける女系一族
- 兄弟姉妹でガチの強制バトルロワイヤル
- 仕方なく母を手にかけた
文字にすると壮絶すぎますね。。
こんな壮絶な家庭環境を背負いながらも、それを理由に不利に扱われることは一切ありません。
一度死んで血を取り替えろなんて言われないのです。
背負ったストーリーがキャラクターに個性を与えて、それぞれのキャラクターが蟻地獄のように物語に引き込んできます。
泣けるんですよね。。こういった細かい背景設定に。
ジェネレーションギャップなんてどこ行った?!

ジェネレーションギャップなんてどこ行った?!
人間社会では、時に年齢が差別の原因になったりします。
- 若造
- ガキ
- オッサン
- 老人
など、年齢が差別の原因になります。
ですが、鬼滅の刃ではそんな問題は毛ほども気にされません。
老齢のじーちゃんは若手を育手るし、ばーちゃんも年季の入った後方支援でホワホワさせるし、ガキなんて刀を握って2ヶ月で柱まで昇進するし。
さらには鬼の協力者・珠代さんなんて400歳は軽く超えてるんですけど、歳のことなんて空気読まない炭治郎が一度聴いただけで、あとはまったく話題にも上がりません。
最後なんて1万年も歳下の炭治郎にトドメを刺されていますからね、無惨は。
対する鬼殺隊のトップなんて、最後は8歳ですからね!
ヘアスタイルも自由!

ヘアスタイルも自由!
鬼滅の刃では、登場人物の見た目が十人十色、非常にバラエティ豊かです。
どんな髪型をしていようが、鬼殺隊の中で何か言われることはありません。
桜餅を食べすぎて桜餅と同じグラデーションカラーに変化した髪であっても、むしろ『鬼の気を引き、人を明るくする』と褒められます。(外伝↓を読むと分かります)
例え金髪であっても、本編では『髪を黒く染めてこいと何度言ったらわかるんだー!』と竹刀でどつかれることもありません。
銀髪もいるし、ボッサボサもいる。
ツーブロックもいるし、ド派手な装飾を巻き付けたやつもいる。
髪型で人の人格が決まらないことは当然!と言わんばかりの奔放な自由なヘアスタイルの数々。
どんな髪型であっても許容されて何も言われないのが鬼滅ワールドなのです。
バイ・セクシャルも!

バイ・セクシャルも!
実は、鬼滅の刃の登場人物の中には、バイ・セクシャルの人もいます。
今でこそLGBTというキーワードが社会的に広く認知されていますが、まだまだ偏見が多いのも事実です。
しかし、鬼滅の刃の世界ではバイ・セクシャルだろうがそれを理由に不利に扱われたりしません。
本編では一度も出てこない設定ですからコアなファンでないと知らない事実です。
公式ファンブックを隅々まで読むと発見できる情報です。
まとめ
本記事では、ダイバーシティとインクルージョンを経営に取り入れるための参考事例として、鬼滅の刃を取り上げて解説しました。
ダイバーシティとインクルージョンについてはこちらの解説記事を参考にしてください。
鬼滅の刃の中では、これでもかとダイバーシティとインクルージョンが体現されています。
- 人間だけではなく、様々な動物が生物種の垣根を超えてみんな一丸となって個性を発揮しながら共闘します
- どんな家庭環境であっても気にされずに、鬼殺隊の一員として仲間として受け入れられます
- 8歳だろうが14歳だろうが数百歳だろうが、ひとつの目的のために闘う同志として、年齢を理由に不利に扱われたりしません
- どんな髪型であっても、鬼殺隊の中では特に気にもされず全く問題にもなりません
- そして、性的マイノリティであるバイ・セクシャルであっても何も問題なく共闘します
会社の経営においても,これほどのダイバーシティが認められ,一緒に働くインクルージョンを実現できる日がくるはずです。
日本を飛び越えて世界でも愛される鬼滅の刃。
人気の秘訣は、すべてをつつみ込む包容力のある世界観にあるのかもしれませんね。
文字を書いただけでは魅力を伝えきれないので、ぜひとも鬼滅の刃を読んでくださいね~!
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