飢餓問題の原因と現状、政府や企業,個人の取り組みを紹介

飢餓問題の原因と現状、政府や企業,個人の取り組みを紹介 制度や仕組み、関連情報
飢餓問題の原因と現状、政府や企業,個人の取り組みを紹介

SDGsの目標2に出てきた飢餓問題。日本ではあまり実感がわかないけど、何が原因でどういう問題が起きてて、何ができるのか、網羅的に知りたい!

 

そういった疑問に答えます。

 

本記事では、以下の内容に触れながら飢餓問題を網羅的に解説します。

  • 何が飢餓の原因なのか
  • 世界と日本の飢餓の現状
  • 飢餓によってどういう影響があるか
  • 飢餓撲滅のための取り組み

 

参考にしてもらえたらうれしいです。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

飢餓とは

飢餓とは

飢餓とは

 

国連の世界食糧計画(WFP)によると、飢餓とは、身長に対して妥当な最低限の体重を維持し、軽度の活動を行うのに必要なエネルギーを摂取できていない状態とされています。

生命維持だけではなく、生活できるレベルの活動をするのに必要な食事、が基準なのですね。

 

どのくらいのカロリーが必要なのかな?

厚生労働省の資料によると、成人男性は1日あたり約2000kcalが目安のようだね。

 

成人男性なら約2000kcalを摂取できないでいると、飢餓状態に該当してきそうですね。

1日や2日なら問題ないのでしょうが、その状態が続くとまずいです。

SDGs目標2における『飢餓』の意味や、『飢饉』との違いを解説
SDGs目標2は『飢餓をゼロに』ですが,そもそも飢餓の定義ってあまり知られていません。似たような言葉に『飢饉』もありますので,違いを明確にしておいた方が良さそうです。図も入れながら,わかりやすく説明します。

 

飢餓の原因

飢餓の原因

飢餓の原因

 

飢餓原因を調べてみました。

大きく分けて4つあります。

それは、

  • 気候
  • 災害
  • 貧困
  • 紛争

です。

 

個別に説明しますね。

 

気候

気候

気候

 

気候が変動することで作物の収穫量が影響を受けてしまいます。

 

例えば、比較的寒冷な土地で育つ野菜や穀物があったとします。

その土地の気候が温暖になっていくと、収穫量が減ってしまいます。

食物の減少につながりますので、飢餓の原因になります。

 

農研機構のレポートによると、気温の上昇が北海道のじゃがいもの生産量を減少させているそうです。

他にも、農研機構の研究によると、温暖化がトウモロコシやダイズの収穫量を増加しにくくすると予測されています。

まだまだ世界人口が増えると予測されているのに、主要な穀物のトウモロコシやダイズの収穫量が伸びてくれないと、食料不足が懸念されますね。

 

災害

災害

災害

 

災害によっても飢餓は引き起こされます。

 

例えば、台風です。

日本でもしばしばニュースになりますが、台風が来ると洪水によって畑に水や土砂が流れ込み、農作物が台無しになります。

(2)台風:農林水産省

 

農作物の収穫量が減少してしまうので、食糧不足になり、飢餓の原因になります。

その他、地震などで道路や倉庫などの施設が破壊されてしまうと、食料の供給がスムーズにできなくなるため、これまた飢餓の原因になります。

 

貧困

貧困

貧困

 

貧困も飢餓の原因です。

 

自給自足できる人でないかぎり、食料を手に入れるためにはお金を支払って購入する必要があります。

貧困状態にあると、お金がないために食料を満足に買うことができません

 

残酷な話ですが、生きるためにはお金が必要なんです。

日本みたいに生活保護の制度が充実していればいいですが、世界にはそんな国ばかりではありません。

お金がない→飢餓、と直結する国も存在します。

 

紛争

紛争

紛争

 

紛争もまた、飢餓の原因になります。

 

紛争が起きれば、まず危険から命を守ることが優先され、食料システムは二の次です。

銃弾が飛び交う中、ご飯を探してウロウロなんてしていられませんからね。

紛争によって社会が機能低下に陥るので、食料を届ける仕組みも機能不全になります。

 

実際に、地域紛争が激化した南スーダンでは、飢餓に直面しているとのこと。

南スーダン:一部で壊滅的な飢餓状態-来年にかけて子どもの栄養不良急増の予測|日本ユニセフ協会|プレスリリース
本日発表された最新の統合的食料安全保障レベル分類(IPC)報告書において、南スーダンのジョングレイ州ピボール郡の一部では食料が底をつき、人々が壊滅的なレベルの飢餓に直面していることが明らかになったことを受け、ユニセフ(国連児童基金)、FAO(国連食糧農業機関)、国連WFP(国連世界食糧計画)の国連3機関は、ただちに人道...

 

ウクライナとロシアの紛争でも、局地的、一時的には飢餓が発生するかもしれませんね。

もっとも、ウクライナは世界の穀倉地帯と言われるほど肥沃な土地に恵まれているので、あまり心配していませんが。

 

飢餓の現状

飢餓の現状

飢餓の現状

 

飢餓現状を見ていきます。

 

世界の飢餓

世界の飢餓

世界の飢餓

 

超参考になるのが、国連食料計画(WFP)作成のハンガーマップです。

随時更新しているので、見てみてくださね。

WFPのWebサイトから、最新のハンガーマップをダウンロードできます。

 

ハンガーマップによると、2020年ごろでは約8億1100万人が飢餓状態にあるとされています。

 

日本7つ分の人たちが飢餓に苦しんでいるんです。

そして、国別に見ると、2020年ごろに人口の35%以上が飢餓に苦しむ国家は、以下の通りです。

  • 北朝鮮
  • イエメン
  • ソマリア
  • マダガスカル
  • ルワンダ
  • 中央アフリカ
  • コンゴ共和国
  • コンゴ民主共和国
  • イラク
  • リベリア
  • ハイチ

 

どこもいい話を聞かない国ですね。。

そしてアフリカ大陸の国が多い。。

アフリカの大地は,大半が乾燥していて,食物の生産に向いていないですもんね。

 

日本の飢餓

日本の飢餓

日本の飢餓

 

上述した飢餓の定義ではないですが、『この一年間で十分な食料がない状態で過ごしたことがあるか』のアンケートに対しては、なんと9.2%の人がYesと回答したようです。

 

約10人に1人が食料不足を経験しているのですね。

日本で暮らしている分にはそうは思えないのですが、隠れた飢餓が存在するのかもしれません。

 

飢餓による影響

飢餓による影響

飢餓による影響

 

飢餓はいろいろな悪影響をもたらします。

個人と社会に分けて説明しますね。

 

個人への影響

人が人としての生活を送るために必要なエネルギーを得られていないのですから、

  • 健康状態の悪化
  • 精神の不安定化

などが起きてきます。

 

心身の状態が崩れたら病院のお世話になると思われるかもしれませんが、飢餓になる人はお金もないのが常です。

病院にかかれないと考えたら、事態はさらに悪化します。

 

ただ,日本は社会保障が充実していますので,困った場合には厚生労働省の『困窮者支援情報サイト』を見て,頼ってくださいね。

相談したい | 困窮者支援情報共有サイト〜みんなつながるネットワーク〜

 

社会への影響

飢餓状態の人が増えてくると、活動できる人が減ってくるので、経済が回らなくなってきます。

様々な公共サービスが滞る結果、食料も買えなければゴミも放置され、衛生状態の悪化から別の病気にもなります。

食料をめぐる争いが勃発し、治安が悪化します。]

 

これなんていう世紀末。。。

考えただけでも一子相伝の拳法が必要になるね。。

 

まるでディストピアです。

 

飢餓撲滅のための取り組み

飢餓撲滅のための取り組み

飢餓撲滅のための取り組み

 

ここまで結構暗い気持ちになってしまったかもしれません。

では、どうやって飢餓に立ち向かうか、さまざまな取り組みを紹介します。

 

政府の取り組み

政府の取り組み

政府の取り組み

 

政府はまず、国連に人材と資金を出します

 

政府単独でも活動しますが、飢餓は世界的な問題のため、全世界が加盟する国連で対応に当たります。

 

そして、国連の中でも食糧問題に特化した組織が、世界食糧計画(WFP)です。

WFPは、各国から拠出された資金や寄付金などを原資にして、食糧に関するさまざまな支援を世界で行なっています。

 

WFPがどんな活動をしているかはこちらのWFPニュースが参考になりますよ。

 

政府は他にも、食料が無駄にならず行き渡るための制度づくりや、法整備などで支援してくれます。

例えば農林水産省では、フードバンク事業の経費を支援したり、国の災害備蓄用食料をフードバンク団体に寄付したりと、草の根的な活動を展開しています。

 

企業の取り組み

企業の取り組み

企業の取り組み

 

企業は企業で、飢餓撲滅のために取り組みを進めています。

企業の特色を生かした取り組みが多く、調べていくと面白いです。

 

事例を挙げておくので、参考にされてください。

 

私たち個人にできること

私たち個人にできること

私たち個人にできること

 

個人でもできることはあります。

もっとも手軽にできるのは、寄付です。

たとえば、日本もったいない食料センターでは,寄付や食料の寄贈を募っています。

自分が直接届けられないので,こうした団体を経由して支援することができます。

 

他に,僕がやっている取り組みも参考になれば。

 

インドネシアの状況

インドネシアでの経験

インドネシアでの経験

 

僕は2014~2015年頃にインドネシアに赴任していました。

インドネシアは貧富の差が大きいので,栄養が不足していると思われる人たちも多かったです。

ただ,それで餓死した話は聞いたことがなかったので,エネルギーは足りていたのでしょう。

 

米に,少しばかりの野菜や豆,たまに鶏肉や魚が入っていました。

『この食事で足りるのかな・・?大丈夫かな・・?』

と思っていましたが,飽食の時代に生きる日本人の感覚がおかしいのかもしれません。

人間本来の食事であれば,僕がインドネシアで見た食事で十分なのかもしれませんね。

 

まとめ

本記事では,以下の内容をまとめました。

 

  • 飢餓の原因

⇒気候,災害,貧困,紛争が飢餓をもたらしている。

 

  • 飢餓の現状

⇒世界と日本にわけて現状を紹介。世界ではハンガーマップが参考になり,日本でも以外に飢餓感を覚えている人が多いことに驚き。

 

  • 飢餓による影響

⇒個人と社会にわけて,考えられる影響を紹介。

 

  • 飢餓撲滅のための取り組み

⇒政府,企業と個人にわけて,取り組みを紹介。

 

  • インドネシアの状況

⇒僕のインドネシア赴任時代に見た状況をさらっと紹介。

コメント

タイトルとURLをコピーしました