SDGs目標2における『飢餓』の意味や、『飢饉』との違いを解説

SDGs目標2における『飢餓』の意味や、『飢饉』との違いを解説 制度や仕組み、関連情報
SDGs目標2における『飢餓』の意味や、『飢饉』との違いを解説

SDGs目標2は『飢餓をゼロに』だけど、飢餓って具体的には何なんだろう?飢饉飢餓違いも理解しておきたい。

飢餓(きが)』や『飢饉(ききん)』の言葉を目にすることはあるものの、具体的な定義って意外に知らないんですよね。

本記事では,以下のご要望に応えて解説していきます。

  • 『飢餓』の意味を具体的に知りたい
  • 『飢餓』と『飢饉』の違いを理解しておきたい

SDGsに関する議論が増えているので,よく使われる単語の意味をしっかり理解しておきたいですね。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

SDGsの目標2『飢餓をゼロに』の『飢餓』の定義や現状

SDGsの目標2『飢餓をゼロに』の『飢餓』の定義や現状

SDGsの目標2『飢餓をゼロに』の『飢餓』の定義や現状

 

飢餓の定義

SDGsは国連が提唱したものです。

SDGsを3分間で理解

なので、目標2の『飢餓』についても国連の定義を見るといいでしょう。

国連世界食糧計画(WFPは、以下の通りに飢餓を定義しています。

飢餓とは、身長に対して妥当とされる最低限の体重を維持し、軽度の活動を行うのに必要なエネルギー(カロリー数)を摂取できていない状態を指します。

 

カロリー数で判断するのですね。

飢餓を図にするとこうなります。

飢餓の状態

飢餓の状態

飢餓は,(最低限の)体重維持に加えて軽度の運動に必要なカロリーを摂取できていないことなんですね。

これでは,軽度の運動(生活に必要な運動?)すらできず,体重維持もままならないかもしれません。

生きることで精一杯とは,まさにこのようなことを言うのでしょう。

 

飢餓の状態にあると,色々な不都合が出てきます。

カロリー不足では,体内でも特に大飯喰らいの脳の働きが鈍くなるので,さらに活動できなくなります。

働きがい(SDGs目標8)などと言っている場合ではないですよね。

さらに,栄養不足では免疫力が低下するため,さまざまな病気にかかりやすくなります。

健康と福祉(SDGs目標3)などと言っている場合ではないですよね。

 

逆に考えれば,飢餓を克服できれば,他のSDGsへの好影響も期待できることになります。

なので,SDGsの17個の目標の中でも,特に重要度・緊急度の高い目標だと考えられます。

SDGs17個の目標まとめ

 

飢餓の現状

WFPによると,飢餓に陥っている人たちは,全世界で約6億9000万人と報告されています(2019年)。

地域別に見るには,WFPのHunger Mapが便利です。

毎年発行しているのですが,例えば2020年度版は以下の通りです。

WFP-Hunger Map 2020

アフリカ大陸,特にサブサハラ(サハラ砂漠以南)が危機的な状況ですね。。

他にも,インド東南アジア中米が深刻です。

赤道に近いエリアに飢餓が集中していることがわかります。

Hunger MapはWFPの公式サイトからダウンロードできますよ。

 

さらに最強のツールがあります。

Hunger Mapのリアルタイム版です。

WFPがHunger Map LIVEを提供してくれているのですが,飢餓だけではなく,降雨や紛争などの現状のデータが世界地図にリアルタイムでマッピングされています。

現状を把握するなら,Hunger Map LIVEが最強のツールですね。

 

『飢饉』とは

『飢饉』とは

『飢饉』とは

飢饉(ききん)とは,食物が極端に不足し,人々が飢え苦しむ現象のことを言います(コトバンク(ブリタニカ国際大百科事典からの引用)による)。

日本でも,歴史の教科書に出てきた『天保の大飢饉』などが有名です。

「天保の大飢饉」とその救荒
三重の歴史がよみがえる。歴史の情報蔵

飢饉は社会現象のことを言うのですね。

 

飢餓と飢饉との違い

飢餓と飢饉との違い

飢餓と飢饉との違い

飢餓と飢饉の違いを整理してみると,

  • 飢餓:個人の身体の状態
  • 飢饉:社会現象

と,スケールの異なる概念であることがわかりました。

違いは明白ですね。

 

まとめ:飢餓は個人の身体の状態,飢饉は社会現象

本記事では,SDGs目標2における飢餓(きが)と飢饉(ききん)の定義を解説しました。

 

  • 飢餓は,身長に対して妥当とされる最低限の体重を維持し、軽度の活動を行うのに必要なエネルギー(カロリー数)を摂取できていない状態のことを言います(WFPの定義)。
  • 飢饉は,食物が極端に不足し,人々が飢え苦しむ現象のことを言います(ブリタニカ国際大百科事典による)。

 

このような定義から考えると,飢餓は人の身体の状態であり,飢饉は社会現象であることがわかり,違いが明確になりましたね。

 

本記事が,あなたの理解の助けになったのならうれしいです。

コメント

  1. […] ✓日本語:飢餓をゼロに ✓英語:Zero Hunger […]

  2. […] 例えば,飢餓を無くす(目標1)ために農作物を生産する必要がありますが,農耕機械を動かしたり,運んだり,調理するために,電気や熱を使いますよね? […]

  3. […] 飢餓の意味や飢饉との違い […]

  4. […] SDGs目標2の飢餓の意味や飢饉との違い […]

  5. […] SDGs目標2の飢餓の意味や飢饉との違い […]

  6. […] SDGs目標2における『飢餓』の意味や、『飢饉』との違いを解説SDGs目標2は『飢餓をゼロに』ですが,そもそも飢餓の定義ってあまり知られていません。似たような言葉に『飢饉』もありま […]

  7. […] 月並みに思えるかもしれませんが,資金があれば,飢餓撲滅(目標2),水供給(目標6),森林保護(目標14)など,あらゆることが可能になります。 […]

タイトルとURLをコピーしました