富栄養化とは?発生メカニズムや影響をわかりやすく解説します!

富栄養化とは?発生メカニズムや影響をわかりやすく解説します! 制度や仕組み、関連情報
富栄養化とは?発生メカニズムや影響をわかりやすく解説します!

富栄養化って、いけないことなのかな?漢字だけを見るとなんか良さそうなんだけど。

 

確かに漢字を見ると『』や『栄養』が入ってるので、意味が良さそうな単語ですよね。

しかし、富栄養化はれっきとした環境問題なのです。

 

本記事では、富栄養化定義や原因、影響をわかりやすく解説します。

 

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SDGs目標14に出てくる富栄養化

SDGs目標14に出てくる富栄養化

SDGs目標14に出てくる富栄養化

 

SDGsの目標14は、『海の豊かさを守ろう』ですね。

目標14の具体的な達成項目の1つであるターゲット14.1は、以下の通り規定しています。

 

ターゲット14.1
2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

 

ターゲット14.1を読むと、SDGsの考え方では富栄養化は海洋汚染という位置付けなのですね。

SDGs的には、富栄養化を削減するという姿勢なので、明らかによくないものだとわかります。

SDGs3分間で

 

富栄養化とは?発生のメカニズム

富栄養化とは?発生のメカニズム

富栄養化とは?発生のメカニズム

 

簡単に説明すると、富栄養化とは『水中の窒素やリンの化合物が異常に増えること』です。

特に、内湾や湖沼など、ほとんど流れのないエリアで発生する現象です。

流れがあれば、窒素やリンの化合物が入ってきても流れて薄まってしまいますからね。

 

この『栄養』は植物プランクトン藻類にとっての栄養なのですが、プランクトンや藻類は水中の窒素やリンの化合物を摂取して繁殖します。

栄養の量がちょうどよければ、プランクトンや藻類の数も生態系の中でバランスしています。

生態系がバランスした状態

生態系がバランスした状態

 

しかし、水中に異常な量の窒素やリンの化合物が流れてくると、プランクトンや藻類が増えてしまうのです。

 

窒素やリンの化合物がどこからやってくるのか?それは、工場排水や生活排水、農場などの人間の生活圏です。

 

プランクトンや藻類が増えると、それらを食べる動物プランクトンや魚介類も増えるはずですが、なかなか単純な話ではないようです。

植物プランクトン等が増えたら・・・?_

植物プランクトン等が増えたら・・・?_

参照サイト

 

実は魚介類には深刻な影響があるのですが、次の章で説明しますね。

 

富栄養化の影響

生態系のバランス悪化→漁業への影響

生態系のバランス悪化→漁業への影響

生態系のバランス悪化→漁業への影響

 

まず、植物プランクトンや藻類が増えすぎると、あなたもご存知の『赤潮』(@主に海)や『アオコ』(@主に湖沼)につながってしまいます。

富栄養化の影響の1つ〜赤潮(イメージ)

富栄養化の影響の1つ〜赤潮(イメージ)

 

ここから何が起きるかを説明しますね。

大量の植物プランクトンや藻類は水面近くで太陽光を十分に受けると、光合成をたくさん行い、さらに増殖します。

富栄養化によって栄養がたくさんあるので、太陽光があればそりゃあ増えますよね。

 

太陽光のある昼間は、光合成によって二酸化炭素から酸素を作り出すのでいいのですが、太陽光のない夜は逆のことが起きます。

 

そう、『呼吸』です。

 

植物は夜は呼吸を行いますので、光合成とは逆に、酸素を消費して二酸化炭素を排出します。

 

大量に増えた植物プランクトンや藻類が夜に呼吸したら、水中の酸素濃度が低下することは想像できますよね。

 

また、植物プランクトンや藻類が死滅して水底に沈むと、バクテリアに分解される過程で大量の酸素が消費されます。

水中の酸素濃度がさらに低下してしまうわけですね。

 

酸欠になれば、主に呼吸が必要な動物プランクトンや魚介類が窒息死してしまいます。

息ができないわけですから。

 

このようにして、富栄養化は水域の生態系や漁業に大打撃を与えることになるのです。

 

悪臭の発生→公害

悪臭の発生→公害

悪臭の発生→公害

 

増えすぎた植物プランクトンや藻類は、やがては死滅して腐敗します。

その過程で悪臭を放つようになるので、周辺環境の悪化につながります。

汚い海辺のあのニオイって、きついものがありますよね。。

環境省レポート:アオコの異臭)

 

まとめ:富栄養化は窒素やリンの化合物の増加。生態系の破壊や公害の発生にもつながる。

まとめ:富栄養化は窒素やリンの化合物の増加。生態系の破壊や公害の発生にもつながる。

まとめ:富栄養化は窒素やリンの化合物の増加。生態系の破壊や公害の発生にもつながる。

 

本記事では、富栄養化を解説しました。

わかりやすく書いたつもりでしたが、内容は伝わったでしょうか。

 

富栄養化は、人間の生活圏から大量の窒素やリンの化合物が水中に流れ込み、それを餌とする植物プランクトンや藻類が増えます。

また、植物プランクトンや藻類を餌とする動物プランクトンや魚介類も増えますが、植物プランクトンや藻類の呼吸や、死滅した場合の分解過程での酸素消費によって、水中酸素濃度が低下します。

その結果、酸欠によって動物プランクトンや魚介類が死んでしまうのです。

また、大量の植物プランクトンや藻類が死滅・腐敗する過程での悪臭も、公害の原因になります。

 

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