SDGs目標8に掲げられた『経済生産性』とは一体何なのか?

SDGs目標8に掲げられた『経済生産性』とは一体何なのか? 制度や仕組み、関連情報
SDGs目標8に掲げられた『経済生産性』とは一体何なのか?

SDGs目標8に『経済生産性』って言葉があるんだけど、ふわっとしていて分かりづらいな。つまりどういう意味なんだろ?

 

本記事では、そういった疑問にお答えします。

 

確かによくわからない言葉ですよね。

そもそも『生産性』って言葉自体が使われ過ぎている気がします。

これでは本当の意味が隠れてしまうどころか、もはやあらゆる『生産性』の意味がそれぞれ正しいとさえ思ってしまいます。

 

KOBOLOGはサステナブルを発信するブログなので、本記事ではSDGsにおける意味に限定して、説明していきます。

 

SDGs3分間で

 

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SDGs目標8に出てくる『経済生産性』

SDGs目標8に出てくる『経済生産性』

SDGs目標8に出てくる『経済生産性』

 

SDGs目標8は『働きがいも 経済成長も』で、人間として無理のない働き方をしつつも、経済成長も目指そうとしています。

 

経済成長を『たくさん作ること、たくさん売れること、つまり経済の規模が大きくなること』とすれば、単純に考えるとたくさん働いて、たくさん消費することが必要ですよね。

 

『たくさん消費する』なら、お金を使っていろいろと買ったり行動すればいいので、お金さえあれば実現できそうです。

 

しかし、『たくさん働く』って、人間には限界があるんですよね。

 

その昔、『24時間働けますか』をキャッチコピーにしたリゲインのCMがあったのですが、ご存知ですか・・・?

 

今だったら確実に炎上案件になります。

 

今は時代が違うので、個人個人の事情に合わせて働く時間を調整して、私生活を充実させて健全に生活していくことが求められるわけですね。

 

となると、同等以上の商取引の規模を実現しようとすれば、働く時間が減った分,それ以上に生み出せる経済の規模を高めることが求められます。

時間は減少,経済は増加

時間は減少,経済は増加

 

それが、目標8(具体的には、ターゲット8.2)の『経済生産性』ですね。

ターゲット8.2
高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。

 

SDGs界隈の用語一覧

 

『経済生産性』の実際の指標

『経済生産性』の実際の指標

『経済生産性』の実際の指標

 

外務省のWebサイトを参照すると、経済生産性は、実質GDPを労働人口で割った値のようです。

 

実質GDP物価変動を考慮したGDP(国内総生産)ですが、『日本の経済活動の規模』とざっくりイメージすればOKです。

 

この経済活動を支えているのが労働者だと仮定して、労働者一人当たりの実質GDPを高めることを目指すんですね。

 

日本の『経済生産性』は世界の中ではどれくらい?

日本の『経済生産性』は世界の中ではどれくらい?

日本の『経済生産性』は世界の中ではどれくらい?

 

(公財)日本生産性本部のレポートによると、2019年における日本の『経済生産性』は、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中では、映えある26です!

(レポートの中では『労働生産性』と書かれています)

 

イナタ
イナタ

あれ?26位?日本のGDPって世界3位だよね?生産性にすると、低くない?

Kobol
Kobol

低いよね。。悲しいくらいに。
無駄な会議とか、役員説明のための書類作成とか、使えない社内ITシステムとか、長時間労働とか。。。

 

日本はGDPが多いのに経済生産性が低いことは、データで確認できました。

 

SDGs目標8の達成のためには、経済生産性を高めていくことは必須の課題になりそうです。

 

『経済生産性』を高めるにはどうするか?

『経済生産性』を高めるにはどうするか?

『経済生産性』を高めるにはどうするか?

 

本記事ではがっつり記載しようと思いましたが、かなりのボリュームになりますので、別の記事として作成しようと思います。

 

ただ、方向性は明確です。

 

経済生産性は分数の構造になっています。

なので、経済生産性を高めるには、以下の2つが大きな方向性になります。

  • 就労人口を減少させる
  • 実質GDPを増加させる
経済生産性の構造

経済生産性の構造

 

例えば、就労人口が10%減って0.9倍になる一方で、実質GDP10%増えて1.1倍になったとします。

経済生産性は、1.1÷0.91.22倍、つまり22%も増加するんです。

 

別の記事で、具体的な方法をがっつり紹介します。

 

【心の声】『生産性、生産性って、うるさいなぁ。もう疲れたよ。』

【心の声】『生産性、生産性って、うるさいなぁ。もう疲れたよ。』

【心の声】『生産性、生産性って、うるさいなぁ。もう疲れたよ。』

 

こう思っている人,実は多いのかもしれません。

 

『生産性を高めろ!』

 

こんなこと、随分前から耳にタコができるほど言われてきたし、まぁ1つの正解なんだろうって頭ではわかっているんですよ、我々は。

 

でもね、マシーンのように効率化を突き詰めていくだけなんですか、と。

 

弛まぬ努力と工夫が美徳とされるのはわかりますよ。

 

SDGs目標7のエネルギー問題に関する記事で、人類の進化を全力で肯定したし、努力や工夫で支えられる進化ももちろん存在します。

 

けれど、『頑張れ』と目標を突きつけられるだけでは、疲弊するんですよ、我々。

 

生産性を高めるにしても、社会システムの根本から変えていくときなのかなって、漠然と思い始めているんです。

 

頑張れで成果を出させる時代はとっくに終わっていると思うし、国や社会全体、組織での大きな進路変更が必要なタイミングじゃないかって、思うわけです。

 

小手先の誤魔化しじゃなくてね。

 

どんどん出てきてしまうので、今回はこのへんで。

 

まとめ:経済生産性=(実質GDP)÷(就労人口)

まとめ:経済生産性=(実質GDP)÷(就労人口)

まとめ:経済生産性=(実質GDP)÷(就労人口)

 

本記事では、SDGs目標8(のターゲット8.2)にある『経済生産性』を紐解いてみました。

 

その正体は、『実質GDPを就労人口で割ったもの』です。

つまり、労働者一人当たりの実質GDPです。

 

日本はGDPこそ世界3ですが(@2021年)、労働者一人当たりのGDPOECD加盟国の中で26と残念な結果になっています。

 

SDGs目標8の達成のためには、経済生産性を高めていく必要がありますね。

具体的な方法は、別の記事でまとめます。

SDGs界隈の用語一覧

コメント

  1. […] SDGs目標8に掲げられた『経済生産性』とは一体何なのか?SDGs目標8(ターゲット8.2)には、『経済生産性』という言葉が出てきます。本記事では、フワッとしたこの言葉の意味を紐解いて […]

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