貧困 とは?定義や僕たちができることを具体的に解説

貧困とは?定義や僕たちができることを具体的に解説 制度や仕組み、関連情報
貧困とは?定義や僕たちができることを具体的に解説

貧困 とは一体どのような状態のことを言うんだろう?貧困問題解決のために自分にできることはあるのかな?

貧困と一口に言っても、イメージだけは共通しているかもしれませんが、具体的な定義はあまり知られていません。

本記事では、貧困とは何なのか、その定義を具体的に説明し、貧困問題の解決のために僕たちにできることをご紹介します。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

貧困とは

貧困の定義は複数ある

貧困の定義は複数ある

貧困の定義は複数ある

ややこしいのですが、『貧困』の定義は1つではないんです。

2の世界的機関が定義を公表しているので、紹介します。

 

貧困の定義1. 世界銀行の考え方

貧困の定義1. 世界銀行の考え方

貧困の定義1. 世界銀行の考え方

世界銀行による貧困定義は以下です。

世界銀行による貧困の定義
1
日あたり1.90ドル以下
で生活する状態(=国際貧困ラインと言います)

 

実は、201510月までは1日あたり1.25ドルの基準でしたが、物価が上昇していることを受けて1.90ドルに改定されました。

改定されて増えたとはいえ、200ですよ?

食費だけならまだしも、その他を手に入れるために200円もないなんて。。想像を絶しますよね。

しかし現実には、1.9ドル以下で1日を生き延びている人達が多く存在しているんです。

 

貧困の定義2. 国連開発計画(UNDP)の考え方

貧困の定義2. 国連開発計画(UNDP)の考え方

貧困の定義2. 国連開発計画(UNDP)の考え方

SDGsを学んでいくと、よく目にする国連開発計画(UNDP)は、貧困を以下の通り定義しています。

国連開発計画(UNDP)による貧困の定義
貧困とは、教育、仕事、食料、保健医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物·サービスを手に入れられない状態のこと

上記の定義には、1日〇ドルなどの具体的な数値はありません。

しかし、『最も基本的な物·サービスを手に入れられない』とは、壮絶な状態です。。

生命維持すら危うい状態です。

世界銀行の国際貧困ラインによる定義しろ、国連開発計画の定義にしろ、いずれも過酷な状況を示唆しています。

では次に、どれだけの人達が貧困に陥っているのかを見ていきます。

 

貧困層の数や割合

世界銀行の基準

世界銀行の基準

世界銀行の基準

世界銀行の指標は、『国際貧困ライン』です。

つまり、1日あたり1.9ドル以下で暮らさなければならない状態を基準としています。

世界全体では、以下のグラフの通り2017年に9%まで減少しています。


(出典:世界銀行データ

 

2017年の世界人口を約75億人とすると、7億人が『世界貧困ライン』を下回り、貧困に陥っています。

日本の人口の6倍近い人達が、過酷な貧困状態に置かれているんですね。

世界人口に対して多いと思うか少ないと思うか、受け取り方は人それぞれですが、僕は多いと思います。

7億人ですよ?

2017年までは順調に減っていますが、このまま減り続けてゼロになってほしいと願うばかりです。

貧困はSDGs目標1『貧困をなくそう』のテーマになっており、目標達成期限は2030です。

グラフを単純に伸ばしていくと、無くなりそうな気はしますよね!

1日1.9ドル以下で暮らす貧困状態にある人の割合

1日1.9ドル以下で暮らす貧困状態にある人の割合

 

国連開発計画の基準

国連開発計画の基準

国連開発計画の基準

国連開発計画(UNDP)は、『教育、仕事、食料、保健医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物·サービスを手に入れられない状態のこと』を貧困の基準としています。

もう少し踏み込むと、国連開発計画(UNDP)は、『グローバル多次元貧困指数(MPI)』によって、貧困かどうかを判断しています。

MPIは少し複雑になるので別の記事で説明することにして、ここでは結果を見ていきます。

 

  • 2020年時点では、107カ国59億人が調査の対象となっています。
  • そのうち22%に当たる13億人が、『多次元的貧困』の状態にあると判断されました。
  • 13億人半数にあたる6.44億人が、実は18歳未満の子どもです。
  • 13億人84%が、サブサハラ(=5.58億人)と南アジア(=5.3億人)に住んでいます。
  • 調査対象59億人のうち71%は、(多次元的貧困とは言わないまでも)少なくとも1種類の貧困を経験しています。平均的には5種類の貧困を経験しています。
  • 多次元的貧困状態にある人のうち1.07億人60歳以上の高齢な人たちです。
多次元的貧困(MPI)に関する調査結果の要点

多次元的貧困(MPI)に関する調査結果の要点

出典:オックスフォード大学資料

サブサハラとは?
アフリカ大陸のうち,サハラ砂漠よりも南の地域のこと。
南アジアとは?
アフガニスタン,バングラデシュ,ブータン,インド,モルディブ,ネパール,パキスタン,スリランカあたりの地域のこと。

 

貧困問題解決のためにできること

貧困問題に対して何ができるのかを、いくつかご紹介します。

僕は、社会貢献を可視化するプラットフォーム『アクトコイン』をプロボノで支援しているので、一般的な人よりは社会貢献まわりの知識が豊富です。

プロボノとは?

 

僕が考えるに、一般的な人は以下の3つの行動で、貧困問題解決に貢献することができます。

  • 寄付
  • ボランティアやプロボノ
  • 情報発信、議論

 

寄付

寄付

寄付

寄付はもっとも分かりやすい貢献です。

貧困の直接的な原因は、物やサービスを購入するためのお金がないことなので、そのお金を提供する寄付は、ダイレクトに貧困を減らす方法です。

寄付を『胡散臭い』だとか『意味ない』と断じる意見もありますが、現実に寄付を必要としている人たちはいます。

寄付は、少額であっても、そうした人たちの役に立つ行為だと思います。

個人の取り組み:アプリで寄付

 

ボランティアやプロボノ

ボランティアやプロボノ

ボランティアやプロボノ

貧困に対して寄付ほど直接的ではないかもしれませんが、ボランティアプロボノも、貧困問題の解決に向けて個人ができる代表的な行為です。

プロボノとは?

 

報酬を期待せずに、貢献の意思で行うボランティアやプロボノ。

個人の取り組みでは、貧困問題というスケールの大きな社会問題を直接解決するのは難しいかもしれません。

しかし、貧困問題に取り組む団体を支援することで、その団体がよりパワフルになり、問題解決へのインパクトが強くなります。

すでに貧困問題の間近に迫っている団体を支援することで、より根本的なレベルで貧困問題解決に貢献することができるでしょう。

 

参考までに,国内最大級のNPO・社会的企業向けのボランティア求人サイト『activo(アクティボ)』では,貧困問題に立ち向かう団体の求人情報を検索できますよ。

東京での貧困・人権系ボランティア募集
東京での貧困・人権系ボランティア募集をお探しの方はactivoで決まり!NPO/社会的企業のボランティアや職員、アルバイト募集情報に特化したactivoだから、ぴったりのボランティア募集が見つかる!東京での情報を探している方や貧困・人権系分野に興味をお持ちの方必見です!

 

情報発信、議論

情報発信、議論

情報発信、議論

貧困の問題点の1つは、光が当たらないことだと思います。

ダイバーシティに関しては光が当たるようになってきたのですが、貧困問題が社会問題として大きく取り上げられていないのが現状です。

貧困問題には光が当たりづらいので、そもそも現実が広く知られていないのです。

かといって,普通にSNSとかで貧困問題について意見を表明するのはちょっと。。。という人もいると思います。

本当はソーシャル関係の話題もしっかり表に出したいんだけど,変に『意識高い系』だと思われるのがいやで。。。

その心理,よくわかります。。。

僕がプロボノで支援しているアクトコインでは,ソーシャル界隈の話題だけを共有する『タイムライン』機能があります。

タイムラインなら,話題がSDGs寄りのものばかりなので,まったく気兼ねすることなく情報や意見を出すことができます。

リアクションも温かいものばかりですよ^^

アクトコインに登録して所定の要件をクリアしたら,タイムラインに参加することができますので,ぜひおいでください。

アクトコインを見てみる

 

まとめ

本記事では,まず貧困に関する2つの定義をご紹介しました。

世界銀行:国際貧困ライン
国連開発計画(UNDP):グローバル多次元貧困指数(MPI)

 

そして,それぞれの定義にそって,どれくらいの人たちが貧困状態にあるのかをご紹介しました。

 

最後に,僕たちができることとして,以下をご紹介しました。

✅寄付
✅ボランティアやプロボノ
✅情報発信,議論

 

貧困について記事を書くと、いたたまれない気持ちになります。

個人にある程度の努力は必要だと思いますが、自分を取り囲む環境や状況、条件によっては努力すらできなかったり、努力してもどうにもならないことだってあります。

一方では、ごく一部の人達が世界の富の大半を所有しているなど、格差も激しいです。

すごくやるせない状況ではあるのですが,知識を深め,できることから行動していけると,事態はよい方向に向かうと信じています。

コメント

  1. […] 貧困とは?定義を詳しく解説 […]

  2. […] 【目標1】 貧困をなくそう […]

  3. […] 貧困と飢餓を終わらせる […]

  4. […] 75%:世界の貧困のうち土地の劣化によって引き起こされる割合 […]

タイトルとURLをコピーしました