生物多様性とは?条約における意味や、個人・企業の取り組みを紹介

生物多様性とは?条約における意味や、個人・企業の取り組みを紹介 制度や仕組み、関連情報
生物多様性とは?条約における意味や、個人・企業の取り組みを紹介

生物多様性ってふわっとした『なんとなく良さげな響きの言葉』なんだけど、具体的にはどういうことをなんだろう?生物多様性を守るためにどんな取り組みができるんだろう?

 

そういった疑問に答えます。

 

生物多様性って、SDGs関連の話題では頻繁に出てくるキーワードですよね。

だからこそ、雰囲気ではなく意味をしっかりと理解しておきたいもの。

 

本記事では、生物多様性の意味をわかりやすく説明します。

また、生物多様性を守るための取り組みをいくつかご紹介します。

 

読み終えたとき、買い物におけるあなたの行動が変わる、かもしれませんよ^^

 

SDGs界隈の用語一覧

 

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SDGsに出てくる『生物多様性』

目標14『海の豊かさを守ろう』

目標14『海の豊かさを守ろう』

目標14『海の豊かさを守ろう』

 

SDGsの目標14のターゲット14.aは以下の通り規定しています。

ターゲット14.a
海洋の健全性の改善と、開発途上国、特に小島嶼開発途上国および後発開発途上国の開発における海洋生物多様性の寄与向上のために、海洋技術の移転に関するユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを勘案しつつ、科学的知識の増進、研究能力の向上、及び海洋技術の移転を行う。

 

海に関する目標なので,特に『海洋生物多様性』というキーワードが出てきます。

 

目標15『陸の豊かさも守ろう』

目標15『陸の豊かさも守ろう』

目標15『陸の豊かさも守ろう』

 

SDGs目標15のターゲットには,以下の通り4回も『生物多様性』が出てきます。

ターゲット15.4
2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。
ターゲット15.5
自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。
ターゲット15.9
2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。
ターゲット15.a
生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。

 

5も出てくるキーワードですから、とても重要であることがわかります。

 

生物多様性とは

生物多様性とは

生物多様性とは

 

生物多様性の定義

生物多様性とは、『生きものたちの豊かな個性とつながりのこと』です(環境省)。

多種多様な動植物が存在し、それぞれがバランスよく関わり合っているってことですね。

英語ではBiodiversity(バイオダイバーシティ)表現されます。

 

生物多様性の種類

生物多様性には種類があります。

 

生物多様性条約』(1993年)という、ほぼ全世界の国家が締約国となっている条約があるのですが、条約の中で、以下の3つの多様性が謳われています(参照:国連HP)。

  • 生態系(Ecosystems)の多様性
  • 種(Species)の多様性
  • 遺伝子(Genetic)の多様性
3つの生物多様性

3つの生物多様性

 

生態系の多様性は、もっとも広い概念です。

山、川、海、森など、色々な生態系が多様に存在すべきという考え方です。

山の生態系だけが存在していてもだめで,川や海など,生物が生態系を形成するエリアはそのまま尊重することになるわけです。

 

種の多様性は、生態系の多様性を少し具体的にした概念です。

例えば山の多様性を考えてみると、バクテリアや細菌、草花や木、昆虫、鳥、獣など、多様な生物種が複雑に関係しています。

 

遺伝子の多様性は、種の多様性をさらに具体的にした概念です。

鳥という種を考えてみても、遺伝子が少しでも違うことによって、スズメやカラス、ワシなどの多様な存在になります。

 

これら3つの多様性をそれぞれ守るのが、生物多様性条約の目的になっています。

 

生物多様性を守るための取り組み

生物多様性を守るための取り組み

生物多様性を守るための取り組み

 

生物多様性を守る目的

なぜこうも『生物多様性』が叫ばれているのでしょうか。

それは、『このまま放っておくと、生物がどんどん絶滅してしまうから』です。

 

国立環境研究所によると、1年間に絶滅する生物の種の数が加速度的に増えているんです。

  • 1600年~1900年:0.25
  • 1900年:1
  • 1975年:1000
  • 1975年~2000年:40000

 

今は1年間に40000種が絶滅しているんですよ。

歯止めをかけないと、生物が軒並み絶滅してしまい、人間を含めた地球の生態系が崩壊しかねません。

 

取り組み

生物多様性を守るために、どのような取り組みをすべきなのか、またはすでにやってるのか、ご紹介します。

 

  • エコラベル付きの商品を買う

エシカル生産·消費に関するマークを紹介した記事にも出てきましたが、以下のようなラベルが貼られた商品を手に取ることで、生物多様性保護に貢献することができます。

✅ASC(水産養殖管理協議会)
✅MSC(海洋管理協議会)
✅MEL(マリン・エコラベル・ジャパン協議会)
✅Bird Friendly(バードフレンドリー)

 

  • 緑化活動

農業機械大手のクボタは、複数の事業所·工場の敷地を利用して、緑化に取り組んでいます。

生物多様性の保全 | 環境保全への取り組み | 株式会社クボタ
クボタの環境保全の取り組みを通じたサステナビリティをご紹介します。

 

  • 森林保全

空調大手のダイキンは、世界で約1100万ヘクタールの森林を保全しています。

森林伐採に頼っていた地域住民が他の手段でも生活できるように支援をしています。

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まとめ

本記事では、生物多様性意味取り組みをご紹介しました。

生物多様性は、SDGs目標14目標15に出てくる頻出キーワードで、環境省の言葉を借りると『生きものたちの豊かな個性とつながり』です。

生物多様性条約の中では、生物多様性は『生態系』『』『遺伝子』の3があるとされています。

産業の発展に伴って、絶滅する種が加速度的に増えており(今や年に40000!)、生物多様性保護の動機にもなっています。

僕たちが日常的にできる取り組みとしては、ASCMSCなどのエシカルマークがついた商品を買うことです。

企業も、緑化活動森林保全の取り組みを通じて、生物多様性の保全に貢献しています。

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