SDGsへの投資・事業の世界基準『SDGsインパクト認証』とは?

SDGsへの投資・事業の世界基準『SDGsインパクト認証』とは? 制度や仕組み、関連情報
SDGsへの投資・事業の世界基準『SDGsインパクト認証』とは?

SDGsインパクト認証』をチラッと耳にしたけど、いったい何だろう?

 

そういった疑問にお答えします。

本記事では、SDGsインパクト認証とその基準について簡潔に説明します。

3分間のSDGs

 

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SDGsインパクト認証とは?

SDGsインパクト認証とは?

SDGsインパクト認証とは?

 

SDGsインパクト認証とは、投資案件や事業が本当にSDGs達成に貢献するのかを認証する取り組みです。

しかも、国内ではなく世界全体で運用される統一的な認証制度となる予定です。

というのも、まだ運用が始まっておらず、現在は大急ぎで準備している段階なんです。

 

SDGsインパクト認証が必要な理由

SDGsインパクト認証が必要な理由

SDGsインパクト認証が必要な理由

 

SDGsへの民間投資を加速するためです。

 

国連開発計画(UNDP)によると、2030年までにSDGsを達成するためには、年間57兆ドルもの資金が必要なのですが、政府や開発機関などによる投資では、現在は全く足りていないんです。

なので、そこに民間資金を積極的に導入する流れや仕組みが必要なんですね。

 

具体的には、年間74.3兆ドル流れている世界の民間資金の7.76%6兆ドル)だけSDGs達成に回せばいいわけです。

 

しかし、SDGs達成に向けて資金を投資しようと思っても、その投資先の会社なりファンドなり事業が本当にSDGs達成に貢献するものなのか、なかなか外からでは分からないんですよね。

 

『弊社はSDGsに貢献しています!』と謳うだけだったり、SDGsウォッシュの場合もありますから。

 

世界的な監査法人であるPwC2019年のレポートによると、

  • 72%の企業が報告書でSDGsに言及
  • 25%の企業が戦略にSDGsを明示
  • 14%の企業が具体的なSDGsのターゲットを明示
  • 1%の企業が定量的にSDGs達成の進捗を報告

 

そんな状況だそうです。

SDGsの17個の目標と169個のターゲット

 

たった1%の企業しか進捗を公表していないので、投資する方としては迷いますよね。

『ちゃんとやってるのか。。?』と。

 

そこで、SDGs達成に貢献する事業等であることをわかりやすくするために、世界的な認証制度を設けたわけです。

 

SDGsインパクト認証がなされていたら、投資の意思決定もしやすくなりますよね。

 

SDGsインパクト認証を誰が使うのか

SDGsインパクト認証を誰が使うのか

SDGsインパクト認証を誰が使うのか

 

以下の3つの主体向けにガイドブックが準備されています。

  • 企業
  • 債権発行者
  • プライベート・エクイティ・ファンド

 

今のところ、主に認証を利用していくのはこの3つなのでしょう。

もちろん、上記の3者に関連する投資家や顧客も、閲覧という形で利用するのでしょうけどね。

 

SDGsインパクト基準の内容

SDGsインパクト基準の内容

SDGsインパクト基準の内容

 

認証を受けるためには、基準を満たす必要があります。

SDGsインパクト認証のためにはSDGs Impact Standards(SDGsインパクト基準)という基準を満たす必要があり、その基準の中身は以下の通りとなっています。

 

戦略

SDGs達成に向けた要素を企業等の戦略に組み込むための基準です。

ホームページや名刺に『SDGs』を掲げるだけの状態から一歩踏み出し、実際に企業の経営等に落とし込んでいくことになります。

行動に現れてくるわけですね。

 

マネジメント·アプローチ

SDGsに与える事業の影響を把握したり、取り組みの全体最適を図るための基準です。

上記の戦略がしっかり実行されているかの管理の話ですね。

 

透明性

SDGs達成に向けた戦略の実行過程を外部に分かるようにするための基準です。

どのように戦略が実行され、マネジメント・アプローチによって管理され、統制され、意思決定がなされ、進捗について報告がなされるのかを、外部の人が見てわかるようにするわけですね。

 

投資してもらうためには、とても大事なことです。

 

ガバナンス

上記の過程がどのような統制のもとに行われるか、その構築のための基準です。

例えば、社長の直下にSDGs実行委員会があって、実行委員会は各事業部の事業部長によって構成されて。。。みたいな体制の話だったり、レポートの仕方や行動倫理など、組織を統制するための仕組みです。

 

誰がSDGs認証を行うのか

誰がSDGs認証を行うのか

誰がSDGs認証を行うのか

 

20215月現在では、『第三者機関』となっています。

国連開発計画(UNDP)基準を作りますが、認証はやらないんです。

適切な第三者機関が認証することになるでしょう。

 

SDGsインパクト認証の開始時期

SDGsインパクト認証の開始時期

SDGsインパクト認証の開始時期

 

まだはっきり決まっていないんです。

基準の整備をガシガシ進めているようですが、具体的にいつから認証が始まるのかは情報がありません。

 

まとめ: SDGsの達成を加速させるための国際基準

本記事では、SDGsインパクト認証やそのための基準であるSDGsインパクト基準をご紹介しました。

2021年5月では準備中の制度なので、詳細な内容や事例をご紹介できておりません。

事例が出てきたら、記事で紹介していこうと思います。

 

以下、まとめです。

  • SDGsインパクト認証は、投資案件や事業が本当にSDGsに貢献するのかを外的に示すための世界的な認証制度で、国連開発計画(UNDP)が主導
  • 目的は、SDGs達成に向けて民間からの投資の加速
  • 認証のユーザーとして、『企業』『債券発行者』『プライベート・エクイティ・ファンド』を想定
  • 認証のためにはSDGsインパクト基準を満たす必要があり、この基準は『戦略』『マネジメント・アプローチ』『透明性』『ガバナンス』の4項目から構成

 

参考になったらうれしいです。

本記事で参考にした資料

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