☑️ 『エシカル消費』の全体像から具体的な行動まで知りたい。
☑️ 『エシカル消費』で自分にできることがあれば今日からでも始めたい!
そんなあなたのための記事をご用意しました!
【ブロックチェーン×社会貢献】のアクトコインでボランティアをしている僕は、SDGs周りの知識を日々アップデートしています。

エシカル消費についても色々と調べて実践しているので、あなたに向けて丁寧に分かりやすく説明できると思います。
本記事では、以下の内容で疑問にお答えしていきますね。
☑️ エシカル消費とSDGsとの関係、背景
☑️ エシカル消費の具体例
☑ エシカル消費が世界に与える影響
本記事を読みこんでいただければ、人に説明できるレベルまで『エシカル消費』を理解することができますよ(^^)
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
エシカル消費を簡単に説明すると

エシカル消費を簡単に説明すると
エシカル消費とは,
『地域の活性化や雇用なども含む,人や社会・環境に配慮した消費行動』
のことです(消費者庁Webサイトより)。
つまり,何を買うか判断するための基準(尺度)が『エシカルかどうか(人としての倫理観に反しないか)』になるわけです。
なので,エシカルなものを買うことが『エシカル消費』に当たります。
下の図の通り,『買う』という行動にエシカルかどうかの判断が入るわけですね。

エシカル消費は『何を買うか考えるときの ひとつの尺度』
具体的に何が『エシカルなもの』に該当するのかは,後述の【具体例】で説明します。
エシカル消費の背景

エシカル消費の背景~SDGsとの関係~
SDGsとの関係

SDGsとの関係
SDGsの17個の目標のうち,エシカル消費は目標12『つくる責任 つかう責任』に最も深く関係します。

SDGsの目標12-つくる責任つかう責任
特に,『つかう責任』の部分ですね。エシカル消費の主役は消費者なのですから。
エシカル消費に取り組むことで,SDGsの達成に対しても貢献することができるのですね!
下の図は『エシカル消費』とSDGsとの時期的な関係を表したものです。

『エシカル消費』とSDGsの時期的関係
SDGsの宣言(2015年9月)よりも前に,消費者庁は倫理的消費調査研究会をスタートさせています。
この倫理的消費調査研究会は,まさに『エシカル消費』について研究する会ですが,SDGsの目標12に深く関係していることからすると,政府はSDGsの内容を事前に把握していたのだと思われます。
事前に関係者との意見調整を行っていくのは,日本社会では至極真っ当なやり方なのでしょうね。
SDGs以前に,倫理的な(エシカル)判断をしたい
SDGsの内容をあらかじめ知っていた,と邪推することもアリですが,本質に立ち返れば,エシカル消費はとても人間的で真っ当な取り組みだと思います。
SDGsは『サステナブル(持続可能な)』が中心の概念です。人間が地球とともに持続的に生存していくためですね。
人類全体,地球全体に意識が向けられているイメージです。
一方のエシカル消費は,『エシカル(倫理的な)』が中心です。人としての道徳概念,善,良心,思いやり。。そういったものが基本になっています。
SDGsとは対照的に,1人の人間のこころにフォーカスしていると感じます。

エシカル消費は人間のこころにフォーカス
エシカル消費のためにできること【具体例】

エシカル消費のためにできること【具体例】
エシカル消費について僕たちができることはたくさんあります。
下の図は,エシカル消費として『どのような商品を買うか』の具体例をまとめたものです。

エシカル消費の対象になる商品例
『人(ひと)』『社会』『環境』『地域』『生物』の5つに配慮した商品が対象です。
(上述の『倫理的消費』調査研究会の最終報告書(案)を参考にしました。)
『人(ひと)』に配慮した商品
例として,障がいのある方の支援につながる商品があります。
福祉施設によっては,障がいのある方が作られた商品を販売しています。
例えば,東京都大田区のうめのき園では,『こめふわ』『アーモンドタルト』など,とても美味しそうな手作りスイーツを販売しています。

東京都大田区の対象施設一覧を載せておきますが,自治体ごとに管理されているようなので,お近くの自治体のウェブサイト等で調べてみてはいかがでしょうか?
『社会』に配慮した商品
例としては,『フェアトレード商品』『寄付付き商品』があります。
フェアトレードとは,適正な価格で貿易(多くの場合は輸入)をすることです。
日本では,途上国で生産された商品を異常に安い価格で買えたりします。安い価格の裏側には,生産地での過酷な労働や,安すぎる賃金が隠れている場合があります。
フェアトレードとは,適正な価格などの明確な基準をクリアした商品を対象として,購入していく活動のことですね。
生産地での搾取を生まない仕組みです。
特定非営利法人『フェアトレード・ラベル・ジャパン』がわかりやすい解説動画を公開しているので,時間があればご覧ください。
どのような商品がフェアトレードの対象になっているのか,フェアトレード・ジャパンのサイトが参考になります。

なるべくフェアトレードの商品を買いたいですね!
『環境』に配慮した商品
例は『リサイクル商品』です。
パッと思い浮かぶのは,古着屋やリサイクルショップでの購入ですが,ある海外ブランドをおすすめしたいです。
それは,『FREITAG(フライターク)』です。

FREITAGのバッグはですね,材料が面白いんです。
なんと,
- 廃棄予定のトラックの幌(ほろ)
- 廃棄予定の車のシートベルト
- 廃棄予定の自転車のタイヤのチューブ
なんです!
もともと工業製品として作られた素材なので,めちゃくちゃ頑丈です。
僕も次のバッグはFREITAGにする予定ですよ^^
『地域』に配慮した商品
例としては『地元の商品』『被災地の商品』があります。
地元の商品を買えば自分が住む地域の経済が回るし,商品の移動距離が短いので,自動車から排出される温暖化ガスが少なくて済みます。
被災地の商品については,復興を助ける力になります。
被災地向けに一時的に寄付することも素晴らしいですが,長い時間をかけて生活や経済を立て直していくためには,定期的に収入が入る仕組みが必要です。
被災地以外から商品を購入することで,復興のための『仕組み』に貢献することができます。
ヤフーが運営するエールマーケットで被災地の商品を購入できるので,たまにはいかがでしょうか。

『生物』に配慮した商品
例としては『動物由来の素材を使用しない商品』『動植物保護の認証付きの商品』です。
僕たちにできることは,例えば『天然皮革の製品ではなく,人口皮革の製品を買う』ことです。
革靴やベルト,財布など,身の回りには天然皮革の製品があふれています。
これらの天然皮革製品は,動物の命を奪った結果であることを考えたら,ちょっと考えてしまいますよね。。
皮革のためだけに殺されてしまう動物もいるのですから、悲劇です。
最近の人工皮革の品質は格段に向上しているので,人工皮革を使った製品を買うようにすれば,『エシカル消費』になりますね!
(人工皮革のことをヴィーガンレザーとも呼ぶそうです。)

エシカル消費が世界に与える影響

エシカル消費が世界に与える影響
消費者が『エシカル消費』を始めたら,世界にどのような影響を与えるでしょうか。
エシカルな商品の売上が増えていくので,生産者はエシカルな商品をたくさん売ろうとしますし,エシカルでない商品を取り扱わなくなっていきます。
消費者の求めるものが変われば,生産者が作り出す商品・サービスも合わせて変わっていきます。
僕たち消費者の行動が生産者の行動を変え,結果的に世界に流通する商品がエシカルなものに変わっていきます。
消費者の力は大きいんですよね。
まとめ:5つの対象に配慮したエシカルな商品を購入することで『エシカル消費』になる
エシカル消費とは,『地域の活性化や雇用なども含む,人や社会・環境に配慮した消費行動』のことで,
5つの対象に配慮した商品を購入することで『エシカル消費』になることを説明しました。
【エシカル消費の対象】
- 人(ひと)・・・障害のある方の支援につながる商品
- 社会・・・フェアトレード商品,寄付付きの商品
- 環境・・・リサイクル商品,環境保護の認証付きの商品
- 地域・・・地元の商品,被災地の商品
- 生物・・・動物由来の素材を使用しない商品,動植物保護の認証付きの商品
それぞれどのような具体例があるのか,おすすめの商品やサイトも紹介しました。
エシカル消費の流れはまだ始まったばかり。
焦らずに,できることから1つずつ取り組んでいけたらいいですね!
僕たち消費者が変わることで生産者が変わり,世界が変わります。
記事が参考になったらシェアしていただけると嬉しいです!コメントもお待ちしています^^
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コメント
[…] 『エシカル消費』に関しては解説記事を作ったので、ぜひ参考にしてください。 […]