SDGs目標4【質の高い教育をみんなに】を3事例で実践的に理解!

SDGs目標4【質の高い教育をみんなに】を3事例で実践的に理解! 【SDGs】企業や個人のリアルな取り組み事例
SDGs目標4【質の高い教育をみんなに】を3事例で実践的に理解!

SDGs(持続可能な開発目標)関連の提案を考えているんだけど、他の企業はどのような取り組みをしているんだろう?事例はあるかな?

 

そういった疑問に以下の内容でお答えします。

  • SDGs目標4の具体的な内容
  • 目標4に関する企業の取り組み事例3つ(ダイジェスト)

 

記事を読み終えると,SDGs目標4実践的に理解できます。

 

実践的に理解することで、事業提案に活かすヒントが見つかったり,ディスカッションに深みが増します。

 

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SDGsの目標4の背景

SDGsの目標4の背景~なぜ目標4が重要なのか~

SDGsの目標4の背景~なぜ目標4が重要なのか~

 

持続的な開発を進めるためには,人が十分な教育を受けることが不可欠なので,目標4が設定されました。

 

国連広報センターのほっこりした動画をぜひどうぞ^^

 

日本にいると普通に教育を受けらますが,世界の教育格差はひどいものです。

現状を数字で確認してみます。

 

  • 5700万人初等教育を受けることができない子どもの数
  • 50%以上:学校にいけない子どもたちのうち,サブ=サハラ(サハラ砂漠の南側の地域)の子どもたちの割合
  • 50%:初等教育を受けられない子どもたちのうち,紛争地域に住んでいる子どもの割合
  • 6億1700万人基本的な計算と読み書きができない若者の人数

 

日本では考えられないですよね。。

 

SDGsの根幹は『誰も置き去りにしない』なので,教育を受けられない人がいることはSDGsの趣旨に反するのです。

SDGsの根幹『誰も置き去りにしない』を考える
猫も杓子もSDGs,SDGs,SDGs。。。言葉が先行していますが,その根幹にある重要な意味を掘り下げてみようと思います。それは「誰も置き去りにしない」というコンセプト。独断と偏見で,この意味を見つめてみようと思います。

 

そこで、教育格差をなくして,だれもが良質な教育を受けられる世界を実現するために、SDGs目標4が設定されました。

 

SDGsの目標4の具体的内容

5Psの中の目標4の位置づけ

5Psの中の目標4の位置づけ

5Psの中の目標4の位置づけ

 

目標4は、5Psの中の『People(人)』に深く関係しています。

 

SDGsには5つの柱があり,僕は5Ps(ファイブ・ピーズ)と呼んでいます。

 

5つの柱はすべてアルファベットの“P”で始まるからですね。

 

具体的には,以下の5つです。

  • People (人)
  • Planet (地球)
  • Prosperity (繁栄)
  • Peace (平和)
  • Partnership (協力)

 

SDGsの17個の目標は,この5Psのどれかの分野に関するものです。

 

目標4人の教育に関するものなので、『People(人)』に深く関係しています。

 

5Psについては別の記事でしっかり説明したので,興味があればぜひお読みください。

SDGsの5つの柱・5Psを丁寧に解説!17個の目標との対応も!
SDGsには5つの柱が存在します。17個の目標は,5つの柱に沿って定められています。本記事では,SDGsの5つの柱について紹介します。SDGsの目標との対応関係もお伝えします。

 

目標4~質の高い教育をみんなに

目標4~質の高い教育をみんなに

目標4~質の高い教育をみんなに

 

SDGsの目標4は『質の高い教育をみんなに』です。

 

英語では『QUALITY EDUCATION』(クウォリティ エデュケーション)と書かれています。

 

質の高い教育』そのままですね。

 

原文では以下の通りに書かれています。

Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong learning opportunities for all

全人類のための包括的で公平な高品質の教育と,生涯教育を促進する』と訳してみます。

 

目標4の10個のターゲット

SDGs-目標-ターゲットの関係

SDGs-目標-ターゲットの関係

 

SDGsには17個の目標から成り立ち,17個の目標は169個のターゲットから成り立っています。

 

階層構造ですね。

 

SDGs目標4をさらに具体的な達成目標に分解すると,以下の10個のターゲットになります。

No. 内容
4.1 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
4.2 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。
4.3 2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
4.5 2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。
4.6 2030年までに、全ての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。
4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
4.a 子供、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、全ての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。
4.b 2020年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、並びにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。
4.c 2030年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員研修のための国際協力などを通じて、質の高い教員の数を大幅に増加させる。

SDGsの17個の目標と 169個のターゲット一覧

SDGsの全17目標の内容と企業の取り組み事例一覧

 

SDGsの目標4:企業の取り組み事例3つ

今回ご紹介するのは、以下の3社です。

 

3社が全く違うやり方で目標4に対して独自の取り組みをしているので,ぜひご覧ください。

 

  • アースデイ東京
  • セイコーエプソン株式会社
  • ミズノ(美津濃株式会社)

 

アースデイ東京の取り組み:全方位的SDGsアンバサダー?

アースデイ東京の取り組み:全方位的SDGsアンバサダー?

アースデイ東京の取り組み:全方位的SDGsアンバサダー?

 

アースデイ東京は,『アースデイ』と言われる世界的な運動の東京支部です。会社ではありません。

 

1970年に,米国の上院議員の『環境の日が必要だ』との発言に対してスタンフォード大学の学生デニス・ヘイズが『「母の日」や「父の日」があるのに「地球の日」がないなんておかしい!』と反応しました。

そして,普通の日である4月22日を『地球の日』としたことが発端です。

 

ものすごい理屈ですが,世界を突き動かす何かがあったのでしょう。

 

それがきっかけで全世界的な運動に広がり,米国では環境省ができたそうです。

 

1人の人間の言葉に『待っていました!』と言わんばかりに世界が呼応したんです。

 

アースデイ東京は様々な活動をしていますが,ここでは1つの取り組みを紹介します。

 

アースデイ東京では,2019年3月14日にイベント『Good Design Money 〜 SDGs時代。おカネの未来をデザインする。〜』を開催しました。

 

今,お金の形が変わろうとしています。

 

キャッシュレス化で電子情報として直接扱えるようになっているし,ビットコインのような新しい価値交換手段も出ています。

 

本イベントでは,『お金はこの先どうなるの?』について,業界の有識者をゲストに迎えてトークセッションを行いました。

 

詳細はイベントページを参照ください。

Good Design Money 〜 SDGs時代。おカネの未来をデザインする。〜 | アースデイ東京
「地球のことを考え、行動する」を掲げ、毎春代々木公園で10万人を動員する、 日本最大級の地球市民フェスティバル・アースデイ東京では、地球をよくする アクション実践者を招き、オープンミーティングを開催しています。 記念すべき10回目のテーマは、ズバリ「おカネの未来をデザインする」。

 

このイベントがSDGs目標4にどのようにつながるのでしょうか。

 

僕は『間接的に目標4の達成に貢献』していると思います。

 

SDGsの目標4に掲げられている『質の高い教育』を受けられるかどうかって,今の時代は経済力で決まる部分がほとんどですよね。

 

経済力に格差があるために教育格差が生まれます。

 

本イベントの本当の狙いは不明ですが,僕がお金の仕組みをデザインし直すのであれば,経済格差が生まれにくい『お金の仕組み』を構築します。

 

アースデイ東京のこういったイベントを通じて,経済格差の生まれにくいお金の仕組みが作られて広がっていけば,教育格差も解消されるのではないでしょうか。

アースデイ東京のイベントの狙い

アースデイ東京のイベントの狙い

 

アースデイ東京について | アースデイ東京

 

セイコーエプソン株式会社の取り組み:奨学金支援事業@国際奨学財団

セイコーエプソン株式会社の取り組み:奨学金支援事業@国際奨学財団

セイコーエプソン株式会社の取り組み:奨学金支援事業@国際奨学財団

 

セイコーエプソンは、『公益財団法人エプソン国際奨学財団』で奨学金支援事業に取り組んでいます。

 

支援の方針は以下です。

  • 外国籍留学生および海外派遣留学生
  • 月に10万円

 

国際的な人材交流を後押ししている点が素晴らしいですね。

 

異文化に触れると,価値観が変わるんです。

よく言われる言葉ですが,本当に変わります。

 

僕もインドネシアに住んで,人との違いに対して寛容になったし,大抵のことでは動じなくなりました。

異文化に対する配慮ができるようになるし,コミュニケーションの幅も広がります。

 

留学生への支援は,グローバル人材の育成に大いに貢献しています。

 

SDGs目標4を考えると,ターゲット4.7の達成に貢献すると考えられます。

 

ターゲット4.7
2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

 

奨学金支援事業 | 公益財団法人エプソン国際奨学財団
私たちは、アジア諸国を中心に奨学援助や教...

 

ミズノ(美津濃株式会社)の取り組み:ヘキサスロン

ミズノ(美津濃株式会社)の取り組み:ヘキサスロン

ミズノ(美津濃株式会社)の取り組み:ヘキサスロン

 

ミズノは独自の運動プログラム『ヘキサスロン』を通じて,子どもたちの運動能力の発達を促進しています。

イナタ
イナタ

ミズノって『美津濃』だったんだ?!

Kobol
Kobol

ね!初めて知ったよ~!

 

ヘキサ』はギリシア語で『6』です。

トライアスロンに使われているように,『アスロン』は運動を表す言葉ですね。

つまり,ヘキサスロンは『6種類の運動』です。

 

下の図の通り,ヘキサスロンは,走る・跳ぶ・投げるの6種目からなる『スポーツテスト』と,種目をアレンジして作った『遊びプログラム』から構成されています。

ミズノのヘキサスロン

ミズノのヘキサスロン

 

運動神経を取ったら無神経になってしまうほど,僕は小さい頃から運動バカでしたが,運動ができることはとても素晴らしいと今も思っています。

 

『教育』は机に座ってのお勉強だけではありません。

運動することも立派な『教育』なのです。

 

ヘキサスロンなら,適切な指導のもとで,人間の基本的動作『走る』『跳ぶ』『投げる』の能力を伸ばせます。

その成功体験を得た子どもは,運動にも勉強にも前向きに取り組む精神的な支えを得られます。

 

まさに『質の高い教育』に他なりません。

 

SDGs目標4を考えると,ターゲット4.5の達成に貢献すると考えられます。

完全無償のプログラムではないはずなので,『平等に』とは言い切れませんけどね。

ターゲット4.5
2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする

 

ヘキサスロン│スポーツプログラム│ミズノ
ミズノグループのスポーツプログラム情報サイトです。こどもの運動発達に必要な36の基本動作を楽しみながら身につけることのできる「遊び運動プログラム」、ヘキサスロンをご紹介しています。

 

まとめ

SDGs目標4『質の高い教育をみんなに』は,5Psのうち『People(人)』に関するものでした。

 

また,目標4に関する企業取り組みのダイジェストとして,

  • アースデイ東京の未来のお金をデザインするイベント
  • セイコーエプソンの奨学金支援事業
  • ミズノのヘキサスロン

をご紹介しました。

 

僕自身にとっても,『運動は教育』という気付きがありました。

体育って学校の授業にもありますもんね。

普通に考えたら,運動は教育の一環です。

 

本記事が参考になったのなら嬉しいです。

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コメント

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  2. […] さらに,電気をつかえないと子どもたちが家で勉強できないので,目標4(質の高い教育をみんなに)の達成も阻害します。 […]

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