SDGs目標17【パートナーシップで目標を達成しよう】企業の取り組み事例で実践的に理解!

SDGs目標17【パートナーシップで目標を達成しよう】企業の取り組み事例で実践的に理解! 【SDGs】企業や個人のリアルな取り組み事例
SDGs目標17【パートナーシップで目標を達成しよう】企業の取り組み事例で実践的に理解!

SDGs(持続可能な開発目標)について理解したい。
教科書的な講釈はもういいから、事業で使えるように事例で学びたい!

 

そういったご要望に以下の内容でお答えします。

  • SDGs目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)の具体的な内容
  • 目標17に関する企業の取り組み事例3つ

 

企業の取り組み事例に力を入れているので,記事を読み終えると,SDGs目標17実践的に理解できます。

『パートナーシップ』ってフワッとした言葉なので,実例を見ないと想像が難しいと思います。

 

実践的に理解することで、事業提案に活かすヒントが見つかったり,ディスカッションに深みが増しますよ。

 

SDGsにピンと来ない方は,ひとまずこの動画で勢いをつけてからどうぞ。

 

 

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SDGsの目標17『パートナーシップで目標を達成しよう』の【必要性】

SDGsの目標17『パートナーシップで目標を達成しよう』の【必要性】

SDGsの目標17『パートナーシップで目標を達成しよう』の【必要性】

 

SDG目標17についてわかりやすい動画があります。

大体こんなイメージ』を掴みたい場合におすすめです。

 

SDGs目標17がなぜ必要なのか,ここでは数字よりももっと素直に考えてみます。

 

SDGsチームプレイです。

 

例えばビルを建設するプロジェクトを思い浮かべてみてください。

チームプレイのビル建設

チームプレイのビル建設

 

施主,設計会社,銀行,工事会社,保険会社,運送会社…など,会社同士の協力(パートナーシップ)があってはじめてビル工事は完了します。

会社の中を見ても,工事会社には配筋,コンクリート,塗装,測量,鉄骨など,役割が細分化されており,各職種の協力(パートナーシップ)によって『工事』の部分を担います。

銀行は鉄骨を組み付けることなんてできませんし,運送会社が資金を貸し付けることもできません。

それぞれのプレーヤーが持ち味を生かして協力し合うことでビル工事が完了するのです。

 

SDGsも同じです。

 

ある地域に綺麗な水を供給したい場合(目標6ですね!)を考えてみます。

 

控え目に見ても,上下水道ともに以下の会社が国籍問わずに協力(パートナーシップ)し合う必要があります。

  • 水源のある山地を所有する国や地域
  • 事業性評価や環境影響評価ができる建設コンサルティング会社
  • 水理設計ができるエンジニアリング会社
  • 工事会社
  • 材料のサプライヤー
  • 現地の監督官庁

 

どの役割が欠けても,水道工事は完了しません。

 

SDGsの各目標には,国家レベル/世界レベルの問題解決が掲げられています。

 

1つの国や会社が頑張れば解決するような問題であれば,とっくの昔に解決しており,SDGsなんて作られていません。

 

複数の関係者が知恵を出し合って協力し合うことで,SDGsの各目標は達成されます。

 

SDGsは,協力(パートナーシップ)を前提として作られているのです。

 

SDGsの目標17の【具体的内容】

5Psの中の目標17の位置づけ

5Psの中の目標17の位置づけ

5Psの中の目標17の位置づけ

 

目標17は、5Psの中の『協力(Partnership)』に深く関係しています。

 

SDGsには5つの柱があり,僕は5Ps(ファイブ・ピーズ)と呼んでいます。

 

5つの柱はすべてアルファベットの“P”で始まるからですね。

 

具体的には,以下の5つです。

  • People (人)
  • Prosperity (繁栄)
  • Planet (地球)
  • Peace (平和)
  • Partnership (協力)

 

SDGsの17個の目標は,この5Psのどれかの分野に関するものです。

 

目標17は『Partnership(協力)』に該当します。

 

5Psについては別の記事でしっかり説明したので,興味があればぜひお読みください。

SDGsの5つの柱・5Psを丁寧に解説!17個の目標との対応も!
SDGsには5つの柱が存在します。17個の目標は,5つの柱に沿って定められています。本記事では,SDGsの5つの柱について紹介します。SDGsの目標との対応関係もお伝えします。

 

SDGsの目標17~パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsの目標17『パートナーシップで目標を達成しよう』

SDGsの目標17『パートナーシップで目標を達成しよう』

 

SDGs目標17は『パートナーシップで目標を達成しよう』です。

 

ロゴの英語版では『Partnership for the Goals』(パートナシップ・フォー・ザ・ゴールズ)と書かれています。

直訳すると『(SDGsの各)目標のための協力』ですかね。

 

SDGs宣言文の原文では以下の通りに書かれています。

Strengthen the means of implementation and revitalize the global partnership for sustainable development

持続的な開発のため,実行手段を強化し,世界的な協力(パートナーシップ)を活性化させる』と訳してみます。

 

目標17の19個のターゲット

SDGs-目標-ターゲットの関係

SDGs-目標-ターゲットの関係

 

SDGsには17個の目標から成り立ち,17個の目標は169個のターゲットから成り立っています。

 

階層構造ですね。

 

SDGs目標17をさらに具体的な達成目標に分解すると,以下の19個のターゲットになります。

19個は全目標の中で最多ですね~!

 

区分 No. 内容
資金 17.1 課税及び徴税能力の向上のため、開発途上国への国際的な支援なども通じて、国内資源の動員を強化する。
17.2 先進国は、開発途上国に対するODAをGNI比0.7%に、後発開発途上国に対するODAをGNI比0.15~0.20%にするという目標を達成するとの多くの国によるコミットメントを含むODAに係るコミットメントを完全に実施する。ODA供与国が、少なくともGNI比0.20%のODAを後発開発途上国に供与するという目標の設定を検討することを奨励する。
17.3 複数の財源から、開発途上国のための追加的資金源を動員する。
17.4 必要に応じた負債による資金調達、債務救済及び債務再編の促進を目的とした協調的な政策により、開発途上国の長期的な債務の持続可能性の実現を支援し、重債務貧困国(HIPC)の対外債務への対応により債務リスクを軽減する。
17.5 後発開発途上国のための投資促進枠組みを導入及び実施する。
技術 17.6 科学技術イノベーション(STI)及びこれらへのアクセスに関する南北協力、南南協力及び地域的・国際的な三角協力を向上させる。また、国連レベルをはじめとする既存のメカニズム間の調整改善や、全世界的な技術促進メカニズムなどを通じて、相互に合意した条件において知識共有を進める。
17.7 開発途上国に対し、譲許的・特恵的条件などの相互に合意した有利な条件の下で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及及び拡散を促進する。
17.8 2017年までに、後発開発途上国のための技術バンク及び科学技術イノベーション能力構築メカニズムを完全運用させ、情報通信技術(ICT)をはじめとする実現技術の利用を強化する。
能力構築 17.9 全ての持続可能な開発目標を実施するための国家計画を支援するべく、南北協力、南南協力及び三角協力などを通じて、開発途上国における効果的かつ的をしぼった能力構築の実施に対する国際的な支援を強化する。
貿易 17.1 ドーハ・ラウンド(DDA)交渉の受諾を含むWTOの下での普遍的でルールに基づいた、差別的でない、公平な多角的貿易体制を促進する。
17.11 開発途上国による輸出を大幅に増加させ、特に2020年までに世界の輸出に占める後発開発途上国のシェアを倍増させる。
17.12 後発開発途上国からの輸入に対する特恵的な原産地規則が透明で簡略的かつ市場アクセスの円滑化に寄与するものとなるようにすることを含む世界貿易機関(WTO)の決定に矛盾しない形で、全ての後発開発途上国に対し、永続的な無税・無枠の市場アクセスを適時実施する。
政策・制度的整合性 17.13 政策協調や政策の首尾一貫性などを通じて、世界的なマクロ経済の安定を促進する。
17.14 持続可能な開発のための政策の一貫性を強化する。
17.15 貧困撲滅と持続可能な開発のための政策の確立・実施にあたっては、各国の政策空間及びリーダーシップを尊重する。
マルチステークホルダー・パートナーシップ 17.16 全ての国々、特に開発途上国での持続可能な開発目標の達成を支援すべく、知識、専門的知見、技術及び資金源を動員、共有するマルチステークホルダー・パートナーシップによって補完しつつ、持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップを強化する。
17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。
データモニタリング,説明責任 17.18 2020年までに、後発開発途上国及び小島嶼開発途上国を含む開発途上国に対する能力構築支援を強化し、所得、性別、年齢、人種、民族、居住資格、障害、地理的位置及びその他各国事情に関連する特性別の質が高く、タイムリーかつ信頼性のある非集計型データの入手可能性を向上させる。
17.19 2030年までに、持続可能な開発の進捗状況を測るGDP以外の尺度を開発する既存の取組を更に前進させ、開発途上国における統計に関する能力構築を支援する。

SDGsの全17目標の内容と企業の取り組み事例一覧

SDGsの17個の目標と 169個のターゲット一覧

 

一般的な知識はここまでにしましょう。

目標17実践的に理解するために、企業取り組み事例を見ていきます。

 

SDGsの目標17【企業の取り組み事例3つ】

今回ご紹介するのは、以下の3つの企業・団体の取り組みです。

 

  • 株式会社オオスミ
  • 株式会社ケイ・ウノ
  • 公益社団法人難病の子どもとその家族へ愛を

 

オオスミの取り組み:海外における環境調査

オオスミの取り組み:海外における環境調査

オオスミの取り組み:海外における環境調査

 

オオスミは,神奈川県横浜市に拠点を置く環境調査・分析等の会社です。

 

オオスミは海外において『環境調査』の側面から協力しています。

 

現状から一歩先に進めるためには,現状を正確に把握する必要がありますが,現状把握にも技術が必要です。

 

その技術を持つ国があれば,持っていない国の支援をすることができますし,SDGs目標17の趣旨にも合致しますよね。

 

オオスミがベトナムの調査を行った事例について,JICA(独立行政法人国際協力機構)が動画で紹介してくれています。

ぜひご覧ください。

 

SDGs目標17との関係を考えると,オオスミの取り組みはターゲット17.6の達成に貢献すると考えられます。

オオスミの調査技術そのものに加えて,調査によって何が分かり,何をするといいのかというノウハウが蓄積されていきますからね!

知識の共有になります。

ターゲット17.6(分類:技術)
科学技術イノベーション(STI)及びこれらへのアクセスに関する南北協力、南南協力及び地域的・国際的な三角協力を向上させる。また、国連レベルをはじめとする既存のメカニズム間の調整改善や、全世界的な技術促進メカニズムなどを通じて、相互に合意した条件において知識共有を進める

 

ケイ・ウノの取り組み:エネジュエリーを利用したクラウドファンディングにでネパールに軽水力発電機を提供

ケイ・ウノの取り組み:エネジュエリーを利用したクラウドファンディングにでネパールに軽水力発電機を提供

ケイ・ウノの取り組み:エネジュエリーを利用したクラウドファンディングにでネパールに軽水力発電機を提供

(画像は同社Webサイトから引用)

 

ケイ・ウノは,愛知県名古屋市に本社を持つ宝飾品の会社です。

 

ケイ・ウノは,クラウドファンディングによって集めた資金で,軽水力発電機『Cappa』をネパールの学校に導入しました。

支援者へのリターンが上の写真の『ene-jewelry(エネ・ジュエリー)』です。

 

クラウドファンディングでネパールに軽水力発電機を

クラウドファンディングでネパールに軽水力発電機を

 

元々,物理学博士の菊池伯夫氏が『ネパールの無電化地域に水力発電機導入を目指すクラウドファンディング』を始め,ケイ・ウノが賛同し参加したようです。

 

ケイ・ウノの持つジュエリーの技術やノウハウがあったからこそ素敵なリターンを作ることができ,結果的に資金を集めることができたのだと思います。

 

軽水力発電機”Cappa”の写真はこちら↓(画像は同社Webサイトから引用)

軽水力発電機Cappa

軽水力発電機Cappa

 

学校に明かりが灯ることになり,学校で勉強しやすくなったので,教育水準の向上を見込めますね!

 

SDGs目標17を考えると,ケイ・ウノの取り組みはターゲット17.3の達成に貢献すると考えられます。

『複数の財源』の1つは,クラウドファンディングに参加した方々のお財布ってことですね!

ターゲット17.3(分類:資金)
複数の財源から、開発途上国のための追加的資金源を動員する。
SDGs×K.UNO “エネジュエリー” | 結婚指輪・婚約指輪・オーダーメイドのケイウノ
オーダーメイドブランドケイウノの、SDGsに関する取り組み「エネジュエリー」のページです。ネパールの村に明かりを届けるためのクラウドファンディングに賛同し、支援者に対するリターン商品を開発、提供しました。

 

”難病の子どもとその家族へ夢を”の取り組み:めんそーれ沖縄地域連携ネットワーク協議会

難病の子どもとその家族へ夢をの取り組み:めんそーれ沖縄地域連携ネットワーク協議会

難病の子どもとその家族へ夢をの取り組み:めんそーれ沖縄地域連携ネットワーク協議会

 

“難病の子どもとその家族へ夢を”は,東京都中央区に本社を置く公益社団法人です。

 

名前の通り,難病を患う子どもとその家族との永続的な交流をもとに”家族””いのち””しあわせ”を社会で共に育み合う場を創出することを目的としています(同財団のミッションから抜粋)。

 

今回ピックアップした取り組みは,『めんそーれ沖縄地域連携ネットワーク協議会』です。

 

協議会の目的は,難病児及び障害児の受け入れを目的とした地域連携ハブ拠点のモデル作りです。

参加者は以下の29団体です。

  • 沖縄県の企業
  • 非営利団体
  • 福祉関係者
  • 医療関係者
  • 学生 etc.

 

SDGs目標17を考えると,同財団の取り組みはターゲット17.17の達成に貢献すると考えられます。

ターゲット17.17
さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

↓同財団の取り組み↓

SDGs
仮想通貨/ブロックチェーンのカテゴリーで「アクトコイン」というものを扱いました。そこが僕とSDGsとの出会いです。自分なりに調べたSDGs周りの情報をまとめていきます。

 

まとめ

SDGs目標17『パートナーシップで目標を達成しよう』は,5Psのうち『Partnership(協力)』に関するものでした。

 

また,目標17に関する企業取り組みとして以下をご紹介しました。

  • オオスミ:海外における環境調査
  • マーケとエンタープライズ:エネジュエリーを利用したクラウドファンディングにでネパールに軽水力発電機を提供
  • 難病の子どもとその家族へ夢を:めんそーれ沖縄地域連携ネットワーク協議会

 

本記事を通して,SDGs達成への取り組みがどういうものか,イメージを持っていただけたら嬉しいです。

SDGsの全17目標の内容と企業の取り組み事例一覧

 

SDGs関連の記事をこれからも作っていきますので,また読みに来てくださいね(^^)

SDGsの基本を知る

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