✔ 簡単に読めて,内容がまとまっている記事がいい
✔ 取り組みとSDGsのつながりをしっかり理解しておきたい
そんなあなたに向けて、本記事では以下の情報をわかりやすくまとめて解説します。
- 日経新聞の取り組み事例の全体像
- 日経新聞の個別の取り組みとSDGsとの関係
読み終えたら,新聞業界における企業の取り組み事例の理解が深まりますよ(^^)
ぜひお役立てください。
日経新聞の会社概要

日経新聞の会社概要
日経新聞は、日本の大手新聞社の1つです。
僕は『ビジネスジャンルの記事が豊富な新聞』との印象を持っています。
日経新聞の記者さんが知り合いにいて、少しだけ一緒に仕事をしたことがあるんです。
とっても理解が早く、インタビューもうまく、何より記事がわかりやすいんですよね。
日本を代表する報道メディアの実力を垣間見た瞬間でした。
日経新聞のSDGsに対する取り組み
日経新聞のSDGsに対する取り組みを3つに絞ってご紹介します。
【SDGs目標8】ソーシャルビジネスの応援

【SDGs目標8】ソーシャルビジネスの応援
取り組み詳細
日経新聞のSDGsに対する取り組み『ソーシャルビジネスの応援』についてご紹介します。
SDGsへの取り組みは、社会課題の解決そのものです。
社会課題を単純に解決できるほどに寄付や公共サービスが充実すればいいのでしょうが、それは非現実的です。
そこで出てくるのが『ソーシャルビジネス』の存在です。
社会課題の解決を目的とつつも、『ビジネス』であるため、現代の実体経済の流れの中で無理なくアプローチできます。
日経新聞は、ソーシャルビジネスの発展のため、『日経ソーシャルビジネスコンテスト』を開催しています。
このコンテストは、ビジネスモデルを発表する場を設け、審査委員とともにブラッシュアップしていく活動です。
これまでにコンテストで表彰されたビジネスをいくつか紹介しておきますね。
ソーシャルビジネスコンテストは、SDGsへの取り組みやESG活動を深めるとともに、広く社会へ知らせる役割も持っています。
『情報発信』『情報収集』『調査分析』に強みのある日経新聞の力を活かせる場面ですね。
SDGsとの関係

SDGsとの関係
日経新聞のソーシャルビジネスを応援への取り組みは、SDGsの目標8の達成に貢献しています。
具体的には、ターゲット8.3だと考えられます。
生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。
新しいアイデアを募集し、企業の活動が広がれば、生産活動や適切な雇用創出にもつながります。
日経新聞は企業であるため『政策を推進する』ことにはなりませんが、政策で定められなくても起業が行われて雇用が生まれているのですから、政策をすっ飛ばして直接的な効果を生んでいますよね。
【SDGs目標12】地球にやさしい新聞製作

【SDGs目標12】地球にやさしい新聞製作
取り組み詳細
日経新聞のSDGsに対する取り組み『地球にやさしい新聞製作』についてご紹介します。
地球環境に対する取り組みを推進するために、2011年に制定した『環境基本指針』中に『省資源』も盛り込んでいます。
事業活動の全てにわたって環境負荷の低減を図るために、新聞の醍醐味とも言える”紙”に着目。
古紙の配合率を高くし、世界で最も軽い新聞用紙を採用しています。
『世界で最も軽い』っていいですね!
また、環境にやさしいエコインキを活用しているだけでなく、印刷版に紙面を直接描写することで資源を節約できる『ダイレクト製版機(CTP)』を導入。
印刷に携わる全ての工場は、ISO14001やエコアクション21を取得するほど、積極的に環境への取り組みを実施しています。
SDGsとの関係
日経新聞の地球にやさしい新聞製作への取り組みは、SDGsの目標12の達成に貢献しています。
具体的には、まずターゲット12.2だと考えられます。
2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
古紙の配合率を低くすることは、新しい紙パルプの使用料を減らすことを意味します。
新しい紙パルプは木から製造されるので、木の使用料を減らすことにつながります。
同じ新聞紙を作るにしても、より少ない木(=天然資源)を使うことは、『効率的な利用』に該当しますね。
もう1つは,ターゲット12.5です。
2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
世界一軽い新聞用紙ですから、廃棄物の削減につながります。
【SDGs目標9】星新一賞

【SDGs目標9】星新一賞
取り組み詳細
日経新聞のSDGsに対する取り組み『文字に光、活字文化を送ります』についてご紹介します。
新聞社や編集社など文字に携わる企業は、日本語の美しさや活字文化の素晴らしさを、誰よりも良く知っているものです。
日経新聞は、自社の存在価値を『公平さ』『確かさ』『新しさ』『豊かさ』と4つ掲げ、様々な取り組みにおいて、社会に貢献しています。
中でも『豊かさ』においては、『生活文化のあらゆる面で情報によって生み出される豊かさ』としており、活字文化を広める事は多くの人々の生き方や考え方、想像力を広げることに繋がるものです。
日経『星新一賞』では、理系文学の素晴らしさを伝えられた作品を表彰し、日経新聞創刊130周年を記念して創設した日経小説大賞は、文芸界に新風を送り込む作品を表彰。
物語性、時代性、社会性、娯楽性にすぐれた作品が選ばれます。
各賞を設け、募集作品を募り、世に多く知らせることは、情報発信する企業だからこそより社会に貢献できる活動です。
活字を通して、様々な作品を読む人を楽しませ、想像力を膨らませ、美しい世界が広がる社会をサポートしています。
SDGsとの関係

SDGsとの関係
日経新聞の星新一賞は、SDGsの目標9の達成に貢献しています。
具体的には、ターゲット9.5だと考えられます。
2030年までにイノベーションを促進させることや100万人当たりの研究開発従事者数を大幅に増加させ、また官民研究開発の支出を拡大させるなど、開発途上国をはじめとする全ての国々の産業セクターにおける科学研究を促進し、技術能力を向上させる。
僕は理系ど真ん中の人間でSF映画ヲタクでもあるのですが、SF系のフィクション作品は現実の科学技術の発展に影響を与えています。
立命館大学の研究でも例が出ていますが、トム・クルーズ氏主演のSF超大作『マイノリティ=リポート』で、空間に浮かんだ仮想スクリーンを操作する様子、覚えていますか?
実際に『広視野電子作業空間』という未来的なコントロール技術の研究が、映画の影響を受けているのです。
まとめ
本記事では,日経新聞のSDGsに対する取り組みを紹介しました。
具体的な取り組みとして,以下の3つを紹介しました。
- 【SDGs目標8】ソーシャルビジネスの応援
『ソーシャルビジネスコンテスト』を開催し、社会課題の解決を担うビジネスの創出を支援。
- 【SDGs目標12】地球にやさしい新聞製作
古紙の配合率を高めるとともに、世界一軽い新聞用紙を使用。
- 【SDGs目標9】星新一賞
すぐれた理系文学をノミネートし世に送り出すことで、イノベーションを促進。
以上です。

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そうそう!僕が分析して,SDGsとのつながりをブログで解説しますよ^^
他にも,『SDGsのここがわからない』『もっと詳しく知りたい』『こんにちは』など,コメントをいただければすごく嬉しいです!
【参考】
- 新聞業界のライバルたちの取り組み↓
- 企業や個人の取り組みカテゴリートップはこちら↓
- 制度全般カテゴリートップはこちら↓
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