【JAL×SDGs】全体像と3つの取り組みを分かりやすく解説!

【JAL×SDGs】全体像と3つの取り組みを分かりやすく解説! 【SDGs】企業や個人のリアルな取り組み事例
【JAL×SDGs】全体像と3つの取り組みを分かりやすく解説!
SDGsに対する企業取り組み事例を探している
簡単に読めて,内容がまとまっている記事があればベター
✔︎ 取り組みとSDGsのつながりをしっかり理解しておきたい

 

そんなあなたに向けて記事を書きました。

 

本記事では,以下の情報をわかりやすくまとめて解説します。

  • JALの取り組み事例の全体像
  • JAL個別の取り組みSDGsとの関係

 

読み終えたら,あなたの中に企業の取り組み事例がまた1つ蓄積されます。

ぜひお役立てください。

 

他の会社の取り組み事例も業界別の記事から探せるようになっているので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

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JALとはどんな会社?

JALとはどんな会社?

JALとはどんな会社?

 

説明不要なほどに有名なJALなので、概要だけをお伝えします。

 

JALは国内シェアNo.2の大手航空会社です!

 

創業は1951年!

戦後間もない頃から飛行機を飛ばして,人を遠くに運んできたのですね。

戦後間もない頃から人を運んでいたJAL

戦後間もない頃から人を運んでいたJAL

 

JALには,2010年ごろ会社更生法で一度生まれ変わった経緯はありますが,日本の翼の片翼を担う会社です。

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JALのSDGsに対する取り組み

JALの取り組みの全体像

JALの取り組みの全体像

JALの取り組みの全体像

 

JALSDGsに対する取り組みの全体像は上の図の通りです。

ESGの観点で区分していますね。

 

ESGとは,『環境(Environment)』『社会(Society)』『統制(Governance)』の頭文字をとったものです。

【ESG投資】の意味をわかりやすく解説!~世界が注目する投資対象
ESG投資の意味をわかりやすく解説します。 企業では一般的になりつつあるキーワードですが,私人にはまだ馴染みが薄い用語ではないでしょうか。しかし,今では『ESG』に投資マネーが集まる傾向にあります。個人投資家としても無視できない用語です。

 

JALは,ESGそれぞれについて,SDGsを見据えながら課題を設定して,取り組んでいるわけですね。

 

課題については,あくまで自社事業の範囲内です。

JALの以下のような基本的な考え方を持っているからですね。

『JALグループの事業は航空輸送インフラとしての役割を担っていることから、まずは自らの事業にしっかりと取り組むことが社会や経済の発展に貢献する』(引用

 

JALSDGsに対して多くの課題に取り組んでいますが、本記事では3つに絞ってご紹介します。

 

【目標8】ワークスタイル変革

JALのワークスタイル変革【目標8】

JALのワークスタイル変革【目標8】

 

取り組み詳細

JALSDGsに対する取り組みNo.1『JALのワークスタイル変革』を説明します。

  

JALでは、2015年度からテレワークの普及を進めていました。

2017年夏には,近年海外でも注目を浴びている『ワーケーション』という働き方も導入しています。

 

ワークとバケーションという言葉を組み合わせた造語で、休暇先からも仕事ができる環境を整えているのです。

 

それまでは『大事な会議があるから休めない』『長期休暇は業務が止まるから取得しづらい』と遠慮して有給休暇があるのに休みを取りにくい状況となっていました。

 

ワーケーションを導入することで,長期休暇を取得中でもテレビ会議などを利用することや現地のワークスペースを活用することで,打ち合わせもスムーズになりました。

 

おかげで、2017年にJAL年次有給休暇取得率は、前年より4%増の90にまで高くなったようです。

 

ワーケーションの使い方は個々の判断に任されていて、観光地でリフレッシュした状態のまま現地から仕事をする人、今まで諦めていた長期休暇の計画に喜びを感じる人など様々です。

 

地域の方々との交流や自己成長に活用するなど、『ワーケーション』というワークスタイルの変革を行うことで、社員の働きがいも生産性も向上することができます。

 

イナタ
イナタ

確かに便利そうだけど,『休む』『仕事する』の境界線があいまいになりそうだね。完全なリフレッシュができないというか。。

Kobol
Kobol

確かにそこが心配だよね。。
ビーチでマッタリしているときに,『おーい,ミーティングするぞー!』って呼び出されるのは勘弁だなぁ。

 

『休む』『働く』の線引きさえしっかりできれば,便利な制度ですね。

JALの社員なら社割で飛行機に乗って色々な国に旅行するでしょうから,ありがたい制度なのでしょうね。

 

SDGsとの関係

SDGsの目標8-働きがいも経済成長も

SDGsの目標8-働きがいも経済成長も

 

ワーケーションの取り組みは,SDGs目標8の達成に貢献しています。

 

具体的には,ターゲット8.5だと考えられます。

 

うまくワーケーションを使えるなら,休みも取れるので『働きがいのある人間らしい仕事』に該当すると思うし,生産性も落とさずに済みます。

ターゲット8.5
2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。

 

https://www.jal.com/ja/csr/iso/work_style.html

 

【目標9】鮮魚流通ネットワーク『羽田市場』

鮮魚流通ネットワーク『羽田市場』【目標9】

鮮魚流通ネットワーク『羽田市場』【目標9】

 

取り組み詳細

JALSDGsに対する取り組みNo.2『鮮魚流通ネットワーク「羽田市場」』を説明します。

 

海に囲まれた島国・ニッポンでは,古くから漁業によって食文化を発展させてきました。

 

しかし,現在では後継者不足が問題となっている業界です。

 

JALは、当時はまだベンチャー企業だった『CSN地方創生ネットワーク株式会社』と業務提携を行い、新規事業創出に向けた検討をスタートしました。

目的は,漁業の活性化と、漁業から発展する地域活性化です。

 

提携の結果,『羽田市場』を作り出しました。

 

羽田市場』は,朝獲りの鮮魚を素早く空輸することで、羽田空港内で新鮮なまま美味しい料理として食べられるサービスです。

 

この方法により、漁業者⇒消費者の流通の簡素化を実現しました。

 

また、羽田市場が日本各地から仕入れた鮮魚をJAL国際線ファーストクラスラウンジで提供し始め、肉が中心だった料理にバリエーションの広がりを見せています。

 

なお,CSN地方創生ネットワーク株式会社は社名を変更し,今では『羽田市場株式会社』となっています。

 

【参考】プレスリリース

 

SDGsとの関係

目標9~産業と技術革新の基盤をつくろう

目標9~産業と技術革新の基盤をつくろう

 

羽田市場の取り組みは、SDGs目標9の達成に貢献します。

 

具体的には,ターゲット9.2だと考えられます。

ターゲット9.2
包摂的かつ持続可能な産業化を促進し、2030年までに各国の状況に応じて雇用及びGDPに占める産業セクターの割合を大幅に増加させる。後発開発途上国については同割合を倍増させる。

 

『漁業者→JALの航空便→羽田市場株式会社』のルートが太くなることで以下の効果が生まれます。

 

肉中心だったファーストクラスラウンジの食事にバリエーションが生まれて満足度が高まり,ファーストクラスの利用者が増えるとします。

 

利用者が増えればたくさんの鮮魚が必要になるので,JALの航空運賃も増えるし,漁業者の出荷額も増えます。

 

仲介業者がいないことで漁業者の収入も一層増えます。

 

一連のサプライチェーンを強くしている点で『包括的』だし,収入が安定すれば『持続可能』ですよね。

 

生産者から直接消費者に届けることができる流通システムが、地域経済の活性化になるのですね。

 

【目標12】機内食の取り組み

機内食の取り組み【目標12】

機内食の取り組み【目標12】

 

取り組み詳細

JALSDGsに対する取り組みNo.3『機内食の取り組み』を説明します。

 

JALでは、機内食のケータリングにも工夫を凝らしています。

 

長いフライト時間の中,乗客の多くが機内食を楽しみにしていますよね。

イナタ
イナタ

へー,そんなものかねぇ?

Kobol
Kobol

機内食はもちろん楽しみだよ!
オプションで選ぶ場合には必ず付けてる!
あの閉鎖空間,本当に疲れるんだよね。。。そんな中で癒してくれるのが機内食ってわけ。

 

機内食はケータリング会社と連携して作ることが一般ですが、『日本に帰ってきたなぁ』と安心してもらえる和食メニューを作るのは簡単ではありません。

 

また,上空では地上よりも塩分や甘味が低下すると言われているため、一流シェフ監修の下で味付けにも細心の注意を払う必要があります。

地上と同じ味付けで出したら,『ん?味が薄いぞ?』となってしまいますからね。

 

それだけではありません。

和食用の食材を現地で確保することが難しい場合もありますし、宗教上の理由から調理できないことも

 

このような苦労に加えて,3ヶ月ごとにメニューを変更しているため、コンセプトから企画、試作、食材集めとケータリングの実現までに,非常に多くの人びとの努力が結集しているのです。

 

それでもJALの機内食に対して、海外のケータリング会社から『品質管理が厳しいがとても勉強になる』という声をいただくこともあり、『JALと働いて良かった』と思ってもらえる関係づくりを目指しています。

出典はこちら

 

SDGsとの関係

SDGsの目標12-つくる責任つかう責任

SDGsの目標12-つくる責任つかう責任

 

機内食の取り組みはSDGsの目標12の達成に貢献しています。

 

具体的には,ターゲット12.6ではないでしょうか。

ターゲット12.6
特に大企業や多国籍企業などの企業に対し持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。

 

JALの機内食には『適正な労働環境で生産された食材』を使用しているのです。

違法な児童労働や劣悪な環境で生産された食材を使わないということですね。

 

したがって,『持続可能な取り組みを導入し』の部分に該当します。

JALは『大企業』でもありますし。

 

SDGsに関する取り組みをCSRレポートに記載しているので,『持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込む』にも該当します。

 

まとめ:自社事業の中で取り組みを展開し大企業としての責務を果たす

本記事では,日本の翼の片翼を担うJALSDGsに対する取り組みを紹介しました。

 

  • 取り組みの全体像

まずは自らの事業にしっかりと取り組む』との基本的な考えを持っています。

そのうえで,『環境(Environment)』『社会(Society)』『統制(Governance)』の3つの分野において,SDGsを見据えた課題に取り組んでいます。

 

また,数ある取り組みの中から以下の3つを紹介しました。

 

  • 【目標8,ターゲット8.5】ワークスタイル変革

休暇中にも仕事ができる環境を整え,『ワーケーション』を導入し,年次有給休暇取得率が4%増90%に!

 

  • 【目標9,ターゲット9.5】鮮魚流通ネットワーク『羽田市場』

漁業者から直送された鮮魚を羽田空港のファーストクラスラウンジで提供し,漁業の活性化を実現!

 

  • 【目標12,ターゲット12.6】機内食の取り組み

適正な労働環境で生産された食材を使って,『日本に帰ってきたなぁ』と思ってもらえる美味しい和食を提供!

 

JAL便に乗る時は,SDGsに向けた取り組みを意識してみてくださいね!

 

イナタ
イナタ

この会社の取り組みはSDGs的にどうなの?』っていうものがあったら,ぜひコメントでお知らせくださいね~!

Kobol
Kobol

そうそう!僕が分析して,SDGsとのつながりをブログで解説しますよ^^
他にも,『SDGsのここがわからない』『もっと詳しく知りたい』『こんにちは』など,コメントをいただければすごく嬉しいです!

 

【参考】

  • 航空業界の競合他社の取り組みはこちら↓

航空業界一覧へ

 

  • 企業や個人の取り組みカテゴリートップはこちら↓

SDGsの取り組み事例を知る

 

  • 制度全般カテゴリートップはこちら↓

SDGsの基本を知る

コメント

  1. […] JALの記事では1951年を『戦後間もない頃』と表現しましたが,1946年はまさに『終戦直後』ですね。 […]

  2. […] 他にもJALや花王もESGの観点からSDGsへの取り組みを整理していますね。 […]

  3. […] 【JAL×SDGs】全体像と3つの取り組みを分かりやすく解説!JAL(日本航空)によるSDGsに対する取り組みを3つピックアップし,わかりやすく説明します!取り組みとSDGsとの関係についても, […]

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