✔ 簡単に読めて,内容がまとまっている記事があればベター
✔ 取り組みとSDGsのつながりをしっかり理解しておきたい
そんなあなたに向けて記事を書きました。
本記事では,以下の情報をわかりやすくまとめて解説します。
- AIR DO(エア・ドゥ)の取り組み事例の全体像
- AIR DOの個別の取り組みとSDGsとの関係
読み終えたら,あなたの中に企業の取り組み事例がまた1つ蓄積されます。
ぜひお役立てください。
AIR DO(エア・ドゥ)とはどんな会社?

AIR DO(エア・ドゥ)とはどんな会社?
エア・ドゥはANAやJALに次ぐ日本の航空会社です!
乗ったことはありますか?
残念ながら僕はありません(すみません!)。
創業は1996年と比較的新しい会社です。
1996年といえば,僕がバスケットボールとともに青春していた頃ですね(*´▽`*)
- HIV感染のために引退していたマジック=ジョンソンがNBAに復帰
- チャールズ皇太子とダイアナ妃が離婚
- アトランタ五輪の開催
- 原爆ドームが世界遺産に登録される
- スティーブ=ジョブズがアップルコンピュータに復帰
す,すごい。。。全部覚えている。。。!
昭和な人間はこんな感じです。
僕が小さい頃の出来事は,すでに『歴史の一部』になったのでしょうね。
AIRDO(エア・ドゥ)のSDGsに対する取り組み
AIRDOの取り組みの全体像

AIRDOの取り組みの全体像
(同社Webサイトの図に基づいて作成,大きい数字は後述するもの)
AIRDOはCSR(✳︎)活動の3つの軸を持っており、3つの軸に対応する形でSDGsの達成に向けた取り組みを進めています。
✔︎ 人を育てる
✔︎ (北海道の)自然を大切にする
✔︎ 社会に貢献する(災害復興支援)
Corporate Social Responsibilityの頭文字をとったもの。企業の社会的な責任を意味し、自社の利益だけではなく、広く社会全体に価値をもたらすべきとの思想に基づいたものです。
軸の1つに『北海道』の文字が入るなんて、相当な北海道愛をお持ちのようですね。
本記事では、3つの軸のそれぞれから取り組みをピックアップし、以下の3つをご紹介します。
- SDGs目標4&17:教育連携・協働
- SDGs目標13&15:エア・ドゥ絆の森(植樹活動)
- SDGs目標11:災害復興支援

【目標4&17】教育連携・協働

【目標4】教育連携・協働
取り組み詳細
AIRDOのSDGsに対する取り組みの『教育連携・協働』についてご紹介します。
- 北海学園大学
大学の先生を社内研修に招いたり、大学での講義にAIRDOから講師を派遣して、教育における交流を図っています。
- 札幌私立大学(デザイン学部)との協働ワーク
就航20周年の記念ステッカーを一緒に企画、制作したり(2018年)、『航空機のより快適でスムーズな利用のためのサービスデザイン』(2019年)などで協働しています。
- 北海道立札幌国際情報高校(吹奏楽部)
生徒と交流しながら、踊る吹奏楽『ダンプレ(Dance & Playing)』の共演などを通じて,北海道の新しい文化を発信しています。
SDGsとの関係

目標4~質の高い教育をみんなに
高校や大学とのタッグは,まずはSDGsの目標4『質の高い教育をみんなに』の達成に貢献しています。
具体的には,ターゲット4.3だと考えられます。
実社会で働いている人たちと交流する機会は貴重だし,その逆もしかり。
他に例が少ないから貴重な機会でもあります。
特別なスキルを習得できるワークではなさそうですが,社会人と協働することは実践的で学びが多いため『高等教育』と言えるのではないでしょうか。
2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
また,企業と教育機関の連携なので,目標17のターゲット17.17にも該当するでしょう。

SDGsの目標17『パートナーシップで目標を達成しよう』
大規模なグローバルパートナーシップでなければ目標17を謳えない。。。わけではありません。
ターゲット17.17を見れば,国内での活動にも当てはまることがわかります。
さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

【目標13&15】エア・ドゥ絆の森(植樹活動)

【目標13&15】エア・ドゥ絆の森(植樹活動)
取り組み詳細
AIRDOのSDGsに対する取り組みとして,エア・ドゥ絆の森(植樹活動)をご紹介します。
要は木を植えていく活動ですね。
2008年から2019年までで,カラマツやトドマツなどを22,000本以上も植えました。
2019年以降は,これまで植えてきた木の手入れ(間伐,枝打ちなど)も行い,『育樹』しています。
SDGsとの関係を見ていきましょう。
SDGsとの関係

SDGsの目標13-気候変動に具体的な対策を
植樹の取り組みは,SDGsの目標13の達成に貢献しています。
具体的には,ターゲット13.1と13.3だと考えられます。
まず,木がしっかり育った森には吸水力がありますし,土壌に根を張るので土壌が強くなります。
水害を防ぐには効果的な取り組みですね。
全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。
また,木は光合成を行う際に二酸化炭素を吸収してくれるので,気候変動の緩和につながりますね。
気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。

目標15~陸の豊かさも守ろう
2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。

【目標11】災害復興支援

【目標11】災害復興支援
取り組み詳細
AIRDOのSDGsに対する取り組みの『災害復興支援』についてご紹介します。
AIRDOの災害復興支援には、基本的に以下の2つのやり方があるようです。
- 寄付
- 輸送協力
東日本大震災、熊本地震、中国地方の集中豪雨、北海道胆振東部地震などでは、社員有志からの寄付金を集めて寄付しています。
また、支援人員や支援物資を航空機で輸送することでも協力しています。
輸送協力が可能な会社は限られているので、とても貴重な取り組みですね。
AIRDOの特色を生かしたよい取り組みだと思います!
SDGsとの関係

目標11~住み続けられるまちづくりを
災害復興支援の取り組みは,SDGsの目標11の達成に貢献しています。
具体的には,ターゲット11.bではないでしょうか。
2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
東日本大震災の後に制定された『仙台防災枠組み2015-2030』を見てみると,AIRDOの貢献が具体的にわかります。
『仙台防災枠組み2015-2030』には,
『優先行動4:効果的な応急対応のための災害への備えの強化と、復旧・再建・復興におけるより良い復興(Build Back Better) 』
の項目がありますが,国家レベル・地方レベルの行動(c)として以下が規定されています。
『(c)人命救助や重要サービスを提供するため、水・運輸・通信設備、教育施設、病院及び保健施設などの新規又は既存の重要施設の強靭性を強化し、災害発生中や発生後に安全、効果的か
つ稼働可能にする』

まとめ
本記事では,AIRDO(エア・ドゥ)のSDGsに対する取り組みを紹介しました。
- 取り組みの全体像
AIRDは,以下3つの軸でCSR関連の取り組みを行っており,それぞれに対応したSDGsが存在します。
- 人を育てる
- (北海道の)自然を大切にする
- 社会に貢献する(災害復興支援)
また,数ある取り組みの中から以下の3つを紹介しました。
北海道の高校や大学と講師を派遣し合ったり,協働ワークを行うことで,お互いに学び合う。
北海道に22,000本以上の植樹を完了し,現在は『育樹』へ。
- 【目標11】災害復興支援
寄付と輸送協力によって,AIRDOの持ち味を生かしながら復興に貢献。
以上です。

『この会社の取り組みはSDGs的にどうなの?』っていうものがあったら,ぜひコメントでお知らせくださいね~!

そうそう!僕が分析して,SDGsとのつながりをブログで解説しますよ^^
他にも,『SDGsのここがわからない』『もっと詳しく知りたい』『こんにちは』など,コメントをいただければすごく嬉しいです!
【参考】
- 航空業界の競合他社の取り組みはこちら↓
- 企業や個人の取り組みカテゴリートップはこちら↓
- 制度全般カテゴリートップはこちら↓
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