『上げる』と『下げる』と言霊の力。

『上げる』と『下げる』と言霊の力。 番外編
『上げる』と『下げる』と言霊の力。

何気なく使いがちな言葉が、実は自分を貶める元凶になるのでは。

日常生活のふとした気付きから、番外編の記事を1つ書いてみます。

言霊』をテーマにして短くまとめますので、読んでいただけたら嬉しいです。

 

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言霊とは

言霊とは

言霊とは

言霊の意味は、weblioで次のように説明されています。

古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。

アスリートが『絶対うまくいく』『自分ならできる』と、勝負の前に鼓舞するのも、言霊の力を利用したものですよね。

 

実は言霊は、『プライミング効果』と呼ばれる心理学の法則に裏付けられています。

プライミング効果とは、先に与えられた刺激の影響によって、後に与えられる刺激が左右される心的メカニズムのことです。

富士通の記事では、

『ミリンと10回言った後に「鼻の長い動物は?」と聞かれて「キリン!」と答えてしまう場合』

が例として挙げられています。

『ミリン』の音韻に脳が影響を受けたパターンですね。

このようなプライミング効果が、『言霊』の裏付けとなっています。

 

また、言霊はいい物も悪いものも等しく作用します。

脳は『良い言葉だから影響を受けよう』とか『これは悪い言葉。影響を受けない!』と判断することができず、刺激に対して純粋に影響を受けるからですね。

今回は、僕が日常生活で気が付いた『悪い言霊』の例を1つ紹介します。

あなたも何気なく使っていませんか?

 

優劣意識につながりかねない『何気なく使う言葉』

優劣意識につながりかねない『何気なく使う言葉』

優劣意識につながりかねない『何気なく使う言葉』

『自分は優れた側の人間で、相手は劣る側の人間』

資本主義の世界で暮らしていると競争が基本になるので、少なからず優劣意識は生まれるでしょう。

聖人君子を気取るつもりはないですが、優劣で世界を見ることは避けたいと思っています。

いやらしい人間になってしまうような気がして。

しかし、ふと口にしてしまう言葉が先程の『プライミング効果』によって自分の中に優劣意識を生み出してしまうのではないか、と危惧しています。

いくつか例を挙げてみます。

 

『上がる』系

次のような言い回し、身に覚えはないでしょうか?

  • 業者から図面が上がってくる
  • 早く報告書を上げてくれ

 

ここで問いたいのです。

『上がる』『上げる』って、一体全体どういうことなのでしょうか?

あなたがどこに立っていて、相手はどこに立っているのでしょうか?

悪気がなく使っていても、『高いところにいる人と、低いところにいる人』という構図を前提としていますよね。

 

『下がる』系

  • (レストラン等で)これ、下げてもらっていいですか?
  • もう下がっていい。

『下がる』って、どこに降りていけばいいのでしょうか?

下界でしょうか?

この言葉も、人と人との『立場上の高低差』を前提にしていますよね。

 

『上がる』『下がる』に影響を受ける意識

『上がる』『下がる』に影響を受ける意識

『上がる』『下がる』に影響を受ける意識

これは持論ですが、『上がる』や『下がる』を使うと脳がプライミング効果で影響を受けるのだと思います。

相手と自分の『高低差』とも言える優劣のイメージが、無意識の領域に少しずつ刻み込まれていきます。

 

あなたが仮に『メーカーから図面が上がってくる』と言ったとしましょう。

その瞬間、あなたは自分とメーカーの優劣関係をかすかに意識しているはずです。

自分の方が立場が上なんだ』と。

 

個人の思想なので、いい悪いを押し付ける気はないです。

ですが、僕は人を優劣の色眼鏡で見るような人間でありたくはないんです。

フラットな目線でフラットな付き合いをしたいのです。

そのためには、プライミング効果で優劣意識を刷り込もうとしてくる『上がる』『下がる』系の言葉は脅威でしかありません。

 

優劣を無意識に刷り込まないための代替ワード

優劣を無意識に刷り込まないための代替ワード

優劣を無意識に刷り込まないための代替ワード

脅威だと思うなら、『上がる』『下がる』を使わなければいいのです。

そこで僕は次のように言い換えます。

 

  • 業者から図面が上がってくる

→業者から図面が来る

 

  • 早く報告書を上げてくれ

→早く報告書を出してくれ

 

  • (レストラン等で)これ、下げてもらっていいですか?

→すみません、これ、ごちそうさまでした

 

  • もう下がっていい

→以上です

 

色々と言い方はあると思いますが、人間関係の高低差を意識させる『上がる』『下がる』系の言葉を使わなくても、十分に意思が伝わると思います。

言い換えの言葉を考えてみると、意外に選択肢が多いことに気付きますよ。

 

まとめ

本記事では、『上がる』『下がる』を例にして、人の意識に与える言霊の影響と代替ワードを紹介しました。

人間関係の高低差を意識させる言葉は、プライミング効果によって徐々に脳に影響を与えます。

その結果、『自分は高いポジションにいて、相手は低いポジションにいる』またはその逆など、四民平等の現代にそぐわない価値観が醸成されてしまいます。

100歩譲って、相手を敬うがゆえに自分をあえて低いところに置く謙譲の意識であれば、日本なら美徳とされるかもしれません。

しかし,その逆の価値観が形成されてしまうと,言動となって現れたときは非常に残念です。

僕は、言葉から変えていきます。

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