老後 の資金は十分に確保できそうですか?
最初に質問を投げかけておきますね。その上で,話を進めます。
人生100年時代
最近よく聞くフレーズですよね。
一昔前は,人生80年でした。
ですが,医療の進歩と栄養状態の改善,社会保障の充実などの「高齢者に優しい変化」のおかげで,寿命がどんどん伸びています。
長く生きたいと願うのは,動物としての本能です。
できることなら,僕も長く生きたいです。
そしてその願いは叶うかも。
人工知能や量子コンピュータなどの破壊的技術革新の前には,寿命すら超越する可能性があるのです。
ここで自分にもあなたにも問いたい。

老後の資金は十分に確保できそうですか?
こう問われると,多くの方は不安になったと思います。
僕もすごく不安です。
この記事は,そんな不安の原因を明確にし,あなたの,そして僕の不安を解消したい,という想いで作成しました。
老後って?
老後
って,一体いつからいつまででしょうか?
ここに面白いアンケート結果があります。
公益財団法人の「生命保険文化センター」が行ったアンケート結果によると,
老後:65歳〜
これが世間の一般的な認識のようです。
老後に必要な資金
人生100年時代
さきほど僕はそう書きました。
つまり,100歳で昇天すると考えれば,65歳からの35年間がいわゆる「老後」という認識です。
一昔前は、人生80年とか言われていましたから、「老後」は15年間でした。
ちょっとのんびりと余生を過ごしたら、アッチに行くぐらいの時間感覚ですよね。
ほら、老後の時間の過ぎ方は半端じゃなく速いって言われるし。
しかし、100年時代になって、老後の生き方も変わっていきます。
定年が70歳とか75歳とかになるかもしれませんが、安全側に考えて、65歳からの35年間を生きなくてはいけないと考えましょう。
35年間。。。のんびりと過ごすには長すぎますよ!
35年間を生きるためには,お金が必要です。
かすみを食べるわけにはいきませんから。
生活していくために必要なお金は一体どのくらいなのでしょうか?
『保険相談ナビ』というサイトでは,以下の数字を出しています。
夫婦二人の場合で27万円/月
ということは,これが35年間になると,
夫婦二人・35年間で1億1,340万円
ということになります。
切りの良い数字にして,
夫婦二人・35年間で1億1千万円
と考えることにします。
では,この1億1千万円をどのように賄うか,見ていきましょう。
まず思い浮かぶのは,年金だと思います。
年金
上述した「保険相談ナビ」では,年金支給額を19万円/月と想定しています。
年金制度においては,勤労世代の納めた年金掛け金を自転車操業的に受給者に回しています。
今後に起こる変化を見てみると,
- 受給世代:医療技術の進展で寿命が延びる→受給者の人数が増える
- 勤労世代:少子化により人数が減る
ということになります。
人口動態は正直なので、ほぼこの通りになるでしょう。
では,受給者が増え,支える側の勤労世代が減ると何が起こるのでしょうか。
魔法でどこからともなく資金が湧き出てこない限り,以下の2つの策をバランスを取りながら進めていくことになるはずです。
- 勤労世代の負担を増やす
- 受給世代の受給額を減らす
そうです。
年金の受給額は減ります。
勤労世代の負担ばかりを増やして,年金の受給額を一定に保つとしたら,勤労世代にとって不公平です。
その逆も,不公平感が残ります。
両者の負担を均等に増やしていき,落としどころを探っていくのが,妥当な方法だと考えます。
そうなると,19万円/月という受給額が減り,15万円/月と想定してみましょうか。大きく外れる数値ではないと思います。
15万円/月の年金を35年間もらい続けたとします(かなり恵まれている方だと思います)。
年金の総額は,
6,300万円(35年間でもらえる年金の総額)
になります。
あれっ?
1億1千万円に対して4,700万円不足しますね!
何か補填できるものではないでしょうか?
僕なら,貯金や退職金などの自己資金を思い浮かべます。
自己資金
老後に入る時点での貯金なので,それまでにコツコツ貯めた現預金と退職金が考えられますね。
ここで,情報を。
年収ラボがまとめたサラリーマン平均年収の推移(国税庁データに準拠)によると,
平成9年をピークに,サラリーマンの平均年収は減少傾向にある
ということが分かります。
皆さん,ご自分の年収が上昇している実感,ありますか?
多くの方は,そんな実感をお持ちでないと思います。
国が成長していないのですから,給料は増えませんよね。
この先,給料がグーーーンと伸びる未来を想像できるでしょうか?
僕はそういう都合のいい想像はできません。

では,そのような状況の中,退職金と現預金のみで4,700万円を賄えるでしょうか?
退職金が仮に1,700万年だとして、給料が減っていくこの現状と未来において、現預金を3,000万円確保できるでしょうか?
年金と退職金だけでは足りないという現実
恐らく,多くの方は,
年金+退職金+現預金だけでは老後の資金を賄えそうにない
と感じていると思います。
事実、日本FP協会が実施したアンケートの結果,現預金が900万円以上ある人でも、70%以上が不安を感じているようなのです。
それは当然ですよね。
現預金900万円では、人生100年時代には足りないのですから。

老後資金は不足
では,どうしましょうか?
何か思い浮かびますか?
案がポンポンと出てくる人は大丈夫ですが,なかなかそうはいきませんよね(^_^;)
ここにハードルがあるんです。
年金・退職金・現預金以外の選択肢をよく知らない
と言うハードルが。
老後資金を確保する手段を知らない
はっきり言ってしまいます。
そして,これは僕自身に向けられた言葉でもあります。
老後資金を確保する手段を知らない
いきなり不躾だと思われるかも知れませんが,ご自身を責める必要は全くありません。
というのも,我々普通の日本人は,そのことを知らないのも当然なのです。
小さい頃は,親が教えてくれないし,学校でも教えてくれないため,老後の資金を確保する必要性も,その方法も習って来ませんでした。
そもそも,親の世代は,高度経済成長期を経験してきた世代なので,資金の心配は不要でした。
そんな親に,『子供に老後の資金確保の必要性とその方法を教えてよ』って言っても,響かないでしょう。
学校に関しては,文科省のカリキュラムに載っていないので,そもそも教えようがありません。
僕の両親は教員でしたが,お金に関する話は忌避されているような感じで,家庭の会話では全く話題に上りませんでした。
いざ社会に出てみると,ニュースやその他の媒体から学ぶことになりますが,『老後資金が足りなくなると思うので,皆さん各自で準備してくださいね~!」 』なんて,政府その他の公的機関は言いませんよね。
不都合な真実ですから。
政府の息のかかったメディアも言いません。
資金を準備するための切っ掛けとなる情報が,世に流れていないんです。
『まぁ,何とかなるかな。』
って,なんとなく思わせるような全体的な空気感があると思うんです。
情報が入ってこないのと,全体的なほんわか空気に浸ってしまうのは,僕は危ないと思います。
自分の頭で考えて,自分から情報を取りに行く。そして,行動してみる。
これを僕はやるようにしています。
その結果として辿り着いた答えがあります。
投資によって資産形成を行う
寿命は延びる。
年金は減る。
給料も減る。
この確実とも言える予測から導かれる答えは,自分で資産を運用で増やし,その増やした資産を老後の資金に充てることに他なりません。
仕事をめちゃく頑張るのもいいでしょうし,事業を立ち上げるのもいいでしょう。
ただ,僕はもう一つの選択肢にも果敢にチャレンジすべきと判断しました。
投資です。
資金を投入し,自分の代わりに資金に働いてもらい,投入した以上の資金を得ることです。


投資で増やして老後資金に
投資と言っても,忙しいし,よく分からないし。。。という方のために,「ほったらかしの資産形成」という記事を書いてみました。お時間が許すなら,一度読んでみてほしいです^^
おわりに
少し危機感を煽るような書き方になってしまったこと,ご容赦ください。
真っ暗というわけではないですが,未来は他人が用意してくれるものではなく,自分自身で創り上げるものです。
日本の未来をよくよく考えてみると,長く生きるために必要な資金が不足してくるはずなんです。
現役時代に一生懸命働いて,あとは悠々自適な老後を。。。と思っていても,先立つものがなければ,侘しいものになってしまいます。
できることなら,充実した老後を過ごしたいですよね?
投資によってお金を増やし,老後の資金に充てるべきだと,僕は思います。

投資で老後の資金を増やすための情報を提供するために、このブログがあるんですよ^^
コメント
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