FXのスワップポイント投資をするにあたって,やはり最大のリスクは「ロスカット」ですよね。
初心者にとって(僕もそうですが),なんだかギロチンのように問答無用で振り下ろされる断罪の鎌って言うイメージがありませんか?
今回は,ロスカットに対してどのように向き合っているのか,僕なりの監視基準を説明したいと思います。
ロスカットとは?
ロスカットは,以下の意味です。
外為どっとコムのホームページからの引用です。
ロスカットとは、ポジション(※)の損益がある一定レベルに達したときに、更なる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを強制的に決済する制度のことです。
このロスカット・ルールが設けられていないと、預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない事もあります。 つまり、ロスカット・ルールという決済により損失が確定するものの、原則として最低限の資金は温存されることになります。
ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資産以上の損失が発生する可能性があることにご注意ください。
※ある通貨を購入(注文)して保有している状態
参照:https://www.gaitame.com/beginner/loss.html
ロスカットとは,言うなれば,「FX会社によるポジションの強制決済」ってことですね。
ロスカットはそれ以上損失が膨らまないための配慮とされていますが,一旦発動すると,含み損が一気に確定して,現実の損失になってしまいます。
トレードを頻繁に行うトレーダーだろうが、僕のようにスワップポイントを淡々と積んでいく「ほったらかし投資家」だろうが、ロスカットを喰らってしまう条件は同じです。
怖いですよね。
ロスカットに対してはだいぶ余裕を持って運用している僕も,

トルコリラの急落が起きたらどうしよう?
メキシコペソが円高になりはしないだろうか・・?
と,ロスカットを気にして不安になることはあります。
初心者ではなくとも,スワップポイントによる投資をするにあたっては絶対に避けたい事象です。
ロスカットには,各社の基準があります(例:ヒロセ通商)
今回はヒロセ通商の基準を紹介します。
ヒロセ通商のホームページからの引用です。
有効比率が100%未満となった時点
有効比率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100有効証拠金が必要証拠金を下回った時点でロスカットとなります。
参照:https://hirose-fx.co.jp/category/kouza_kakunin/loscut.html
どうやら,「有効比率」に注目する必要がありそうです。
ヒロセ通商のアプリ(iOS)ではどのように有効比率を確認するか。
ヒロセ通商のアプリ(ここではiOS)で「有効比率」の確認方法を説明します。
「そんなの知ってるよ!」という方は多いかも知れませんが,投資初心者による投資初心者のための投資初心者のブログだと思って,ご容赦ください。
実際の操作画面で見てみましょう。
- STEP 1:アプリの左上画面に三本線のマークがあるので,ここをタップ
- STEP 2:メニュー一覧が出てくるので,下の方にスクロールしていき「証拠金状況」をタップ
- STEP 3:「有効比率(%)」を確認

ヒロセ通商アプリでの有効比率の確認手順①

ヒロセ通商アプリでの有効比率の確認手順②
上の画面では,445.40%とありますが,これが有効比率です。
はい,僕の生々しいデータです。
ヒロセ通商のロスカット基準は100%なので,まだ余裕がありますね!
ロスカットの監視基準〜Kobolの場合〜
有効比率が100%を下回ったらロスカット発生ですが,僕は101%でキープするような危ない橋は渡りません。
不意に円の急落が起きると,気付かないうちに100%に到達し,ロスカットされてしまうおそれがありますからね。
なので,僕は余裕をもった管理をしています。
僕の管理の基準は,
- ロスカット基準の3倍を下回らないこと
です。
つまり,
- 有効比率 < 300%とならないこと
になります。
維持すべきは「有効比率 ≧ 300%」の状態ですね。
実際の有効比率を見てみる
これまでの実績を振り返ってみましょう。
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ロスカットリスクの監視(ヒロセ通商)
記録を付け始めてから,一旦有効比率は上昇したものの,ここのところ低下気味ですね。
それもそのはず,トランプさんがメキシコとバチバチやっている関係で,メキシコペソ安の傾向が続いていたからです。
もっとも,現時点での有効比率は445.4%ですので,自分の管理基準である300%よりも大きく上回っています。
なので,現時点では,有効比率を上昇させるためのアクションは不要です。
もし,メキシコペソ安が進んで300%を下回るようなことになれば,
- ヒロセ通商のFX口座に追加で日本円を入金する
- それ以上有効比率が下がらないよう,メキシコペソの保有買いポジションを決済する
といったアクションを起こします。
これらのアクションによって,有効比率を100%から遠ざけます。
現時点では,自分の管理基準である300%に対して余裕が十分にあるので,もう少し買いポジションを増やしてもいいかも知れませんね。
まとめ
スワップポイント投資における監視項目は,有効比率だけではありません。
ただ,ロスカットを防止できるように備えておくことは,スワップポイントによる投資において遵守すべきルールだと思います。
そして,そのロスカットの基準に対してどのくらいの余裕をもっておくかは,人それぞれのハートの強さによるところですが,僕はチキンなので,基準の3倍を目安にしています。
ヒロセ通商で僕が運用している口座の有効比率は445.4%であり,ロスカット基準の100%の4.5倍と余裕があるので,現時点では対策を講じません。
むしろ,来週あたりは買いポジションを増やして,有効比率を下げているかもしれませんよ。

皆さんがロスカットに遭いませんように。。。

ロスカットに遭いませんように
ブラジルレアルの運用をしているいIG証券についても,こちらの記事「スワップポイント | ロスカット の管理~IG証券~」にロスカットの考え方やスタンスを記載したので,読んでみてくださいね^^


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