
2019年月のプチ円高時に書いた記事です。
自分に言い聞かせるために、『原点に立ち返ろう』という主張で書いています。
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円高が軒並み進んでいますね(DMM FXのチャートより)

軒並み円高が進んでいる: DMM FXの チャートを引用
株安も進んでいます。楽天証券のサイトですが、株安の背景と見通しを解説してくれています。
不景気の始まり?の様相を呈していますね。

な、なんで、こんなことに。。。orz

ざっくりとだけど、ちょっと考えてみたよ。
不景気の始まり?
連日、ニュースを賑わしているのは、
- アメリカと中国との貿易戦争
- 日本と韓国とのいざこざ
ですよね。
他にも色々な要因が複雑に絡んでいるとは思いますが。
GDPの世界第1位(アメリカ)、2位(中国)及び3位(日本)が当事者なのです。
しかもですよ?
この3カ国のGDPの合計は、2012年時点でも世界全体のGDPの約45%を占めているのです!

世界のGDPシェア
これだけ大きな経済圏でいざこざを起こしているのですから、世界経済に影響が出るのは自然というもの。
しかし、リーマンショックのレベルと比べたら屁みたいなものなので、この後には本物の不景気が来ると思っています。
投資界隈では悲鳴が聞こえていますが、あなたはどのように過ごしていますか?

投資界隈からは悲鳴が!
僕個人としても、悲鳴とまではいかずとも、唸り声くらいは出てしまっています。
ただ、唸り声で住んでいるのは、ほったらかし投資を実践しているからだと思っています。
経済が荒れ始めているいまだからこそ、ほったらかし投資の原点に立ち返って、不景気を乗り越えていきましょう!
ほったらかし投資の原点
ほったらかし投資を僕が選んだ目的は、
- 一喜一憂することなく心を安定させる(生活リズムやメンタルを一定に保つ)
- ほったらかすことでセーブした時間を他のことに使う
というものでした。
経済が荒れて、自分の心までも荒れていく前に、原点を思い出すことにします。

投資したその先には、豊かな老後が待っています。
減る一方の年金に頼らず、投資で築いた資産で、豊かな老後を送るのです。
と、ここまではほとんど精神論です。
今そこに!円高&株安、つまり不景気という現実的な危機が迫ってきています。
ほったらかし投資の原点に立ち返り、どのように乗り越えて行くか、具体的な方法を記載していきます。
不景気を乗り越えるために心掛けたい3つのこと
不景気を乗り越えて、ほったらかし続けるために、僕は3つのことを意識しています。
景気には長期の波があることを理解する
景気には波があります。
しかも数年単位の大きな波が。
これは歴史を見れば明らかです。
為替も、株価も、波のように動いています。
なので、「良い時もあれば、悪い時もある」のです。
そして、波ならば、谷の次には山が来て、山の次には谷が来ます。
今、不景気が「谷」ならば、次に好景気である「山」が待っています。
我々は、谷を越えるだけでいいのです。
「今だけ耐えればいい」と考えることができれば、随分と楽になりませんか?
「悲鳴で買って歓喜で売る」を地で行く
投資の格言に「悲鳴で買って歓喜で売る」というものがあります。
つまり、大不況、大恐慌、大暴落といった地獄では、投資市場からは悲鳴が聞こえて来ますよね?
自分も一緒になって悲鳴をあげ続けていては、大衆と同じです。
賢者は、悲鳴をBGMにして、そこで買うのです。
株でも投信でも為替でも。
悲鳴は、ちょっとだけ激しくも悲しい、イ短調&アップテンポのクラシック。。。ぐらいに思うのです。
クラシック音楽をBGMにして、買う!
大きな波があることを理解していると、これは当たり前のことをやっているに過ぎないのです。
波の谷部分、つまり市場が暴落している時には、悲鳴が聞こえます。
しかし、谷の次には山があります。
これから景気が上がって行こうとしているのですよ。
普通に考えたら、買いますよね。
悲鳴があちこちから聞こえ、自分の含み損も膨らんでいると、普通の思考ができなくなるのです。
普通のことを、普通にやる。
不景気の時に買えばいいのですが、ポイントがあります。
それは、投資を余裕資金で行っていることです。
資金の余裕は心の余裕です。
心に余裕があれば、「悲鳴=BGM」と積極的に勘違いすることも、それほど苦ではありません。
それに、谷だと思っていたところは崖の途中で、本当の谷ははるか下だった。。ってこともありえます。
余裕があれば、本当の谷底に落ちたとしても、まだ大丈夫です。
為替や株とは別の動きをする資産を保有しておく
最後は、リスクヘッジです。
為替や株に100%の投資資金を入れておくと、市場が悪化した時に全力でダメージを受けることになります。
例えば、最近は急激に円高になりましたが、外貨預金やFXでの外貨買いを100%の全力で行っていた人は、大ダメージを受けたはずです。
それはあまりにも痛い。
1本の細いバットを全力で振って、当たれば大きなヒットを打つようなやり方です。
そうではなくて、3本くらいのバットを重ねて振るのです。
スイングが遅くなるのでホームランを狙いにくくなりますが、大体ボールに当たるので、出塁できる可能性が高くなります。
投資で言えば、為替や株と別の動きをする資産を保有することに相当します。
典型的なものは、不動産や金、暗号通貨などです。
投資市場にあるお金の総量は激変しませんが、どこに流れるかは、市場の状況に応じて変わります。
不動産は、株や為替とはあまり連動せずに、比較的安定した価値を持ち続けています。
金や暗号通貨は、為替や株と逆の動きをする印象です。つまり、為替や株の状況が悪くなると、投資資金が金や暗号通貨に流れてくるのです。
先ほどの3本のバットで言えば、球(市場)がまっすぐ飛んでくれば真ん中のバット(為替や株)に当たり、フォークボールなら下のバット(金や暗号通貨)に当たる。
そんなイメージです。
野球の試合でそんなことをやったら反則ですが、投資では反則ではないですし、むしろ推奨されている方法です。
おわりに
ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます!
不況の時こそ、ほったらかし投資の原点に立ち返ることについて、自分に言い聞かせると思って書いて見ました。
まとめます。
- 景気には大きな波があることを理解する
- 「悲鳴で買って、歓喜で売る」を地で行く
- 為替や株とは別の動きをする資産を保有しておく
偉そうに書きましたが、実際は、今現在も僕は結構ソワソワしています。
スワップポイント投資をしているのですが、FX会社の口座にログインしては、チラチラと証拠金維持率(または有効比率)を見てしまいます。
証拠金維持率(または有効比率)がロスカット発動のパラメータになっていますからね。
なので、本記事は自分を落ち着かせる意味も持っているのです。
本記事が少しでもあなたを落ち着かせることができたら、嬉しいです。
一緒に不況を乗り越えましょう!
コメント
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