ボーナスが入りましたか?
毎月の給料に加えて、ボーナスが入ってきて、
投資でも始めてみようかな!
と浮き足立っているかもしれませんね。
この記事は、社会人なりたての頃に同じような気持ちになっていた僕自身に向けて書きました。
もしあなたが、これから投資を始めようとする初々しい社会人だとして、この記事が参考になれば嬉しいです。
この記事には、
- こうした方がいい!
- こうするな!
などのアドバイスめいたものはなく、ただの問いかけがあるだけです。
初心者だった自分に向けて書いた記事ですので、同じく投資の初心者のあなたに参考にしてもらえたらなぁって思っています。
気が大きくなっていませんか?

ボーナスが入り、気が大きくなっていないか?
特に、ボーナスが支給される月。
要注意です。
それは、
- ボーナス
- 月給
このダブルウェーブで、ちょっとした錯覚に陥りがちだからです。

自分、すげぇ!稼いだッ!

ボーナスが支給される月は、やたらと「稼いだ気」になりがち
そんな風に手を握りしめてはいないでしょうか?
しかも。
12月ともなれば、年末調整とやらで、さらに実入りが増えます。
しかし落ち着いてください。
『自分、稼げる!』と思ったのは壮絶な勘違いです。
気が大きくなっただけであって、何かの間違いです。
一旦落ち着いて、いつもの自分を取り戻して欲しいです。
『ボーナスが入ったし』
は、果たして散財の合理的な理由でしょうか?
それに、ボーナスが入ったと言う刹那的な事情で飛び付く投資方法は、ろくなものじゃないです。
一攫千金を狙っていませんか?

一攫千金を狙っていないか?
投資で一攫千金を狙っていますか?
『ボーナス』や『年末調整で戻ってきたお金』をアブク銭とみなして、

どうせアブク銭なんだから、ここは一発、大きな勝負に出て夢を。。。
なーんて、頭ん中がアナザーワールドになっていたりしませんか?

一攫千金の妄想で頭の中でキマってませんか?
少し立ち止まって見て欲しいです。
投資の一攫千金は、『マグレ』です。
宝クジ並の『マグレ』です。
運よく、資金が流入しまくっている業界や金融商品に、かなり早い段階で手を出せたのなら、一獲千金もあり得るでしょう。
例えば、2009年頃に1ビットコイン0.1円の時に10万BTC(BTC:ビットコインの単位)を買い、2017年末に1ビットコイン200万円で売り抜ければ、2000億円(税抜き)が手に入ったでしょう。
しかし、その当時にビットコインの名を聞きつけ、購入ルートにたどり着ける人はそもそもごく一部です。
世の中の、ほ〜んの一握りの、ラッキーな人たち。
そんな天文学的な確率に、自分の投資資金を任せられますか?
僕なら当時の自分に言います。

ヤメレ
と。
投資で一獲千金はあり得ない
と考えてOKです。
友人知人関係は大切ですか?

友人・知人関係は大切ですか?
友人や知人との関係、大切にしたいですか?
僕にとっては宝物。
ずーっと大事にしたいです。
世の中には、人の善意につけこんで利ざやを稼ごうとする悪魔たちが跋扈しています。

世の中には思いも寄らない詐欺が存在する
例えば、ネットワークビジネスです。
あなたがそのような投資商品に興味を持ったとしたら、よく考えて見てください。
- 投資で稼げるかもしれない将来のお金
- 友人や知人との良好な人間関係
どちらを取りますか?
単に投資市場を相手にするならば、『両方』と言う回答はOKです。
しかし、人の人間関係を基礎にして、紹介料などを上納するタイプのネットワークビジネスは、糞です。

善意につけ込むネットワークビジネスは糞
投資で稼げる”かもしれない”将来のお金を狙うのならば、友人・知人との良好な人間関係は諦めることになります。
もう一度訊きます。
どちらが大事ですか?
僕は幸いなことに、その手の投資には手を出さなかったし、これからも出すつもりは毛頭ないのですが、はっきり答えられます。
タイミングを見誤っていませんか?

タイミングを見誤っていませんか?
何事もそうだと思いますが、投資にも『潮目』があります。
タイミングってことですね。
僕の失敗経験を共有すると、2007年に某社の株を購入しました。
その当時は、リーマンショック前で、日経平均が順調に上がっていました。
しかし、下の図の通り、長期のチャートで見たらかなり高い株価だったのです。
それを僕は考慮せずに『今現在、株価が順調に上がっている』なんて言う近視眼的な視点で判断し、購入しました。

大局での流れも見よう
その後、世界そして日本の株価がどうなったかは、皆さんも知るところです。
僕には、大局的な「潮目」が見えていなかったのです。
長期的なチャートで見たら、大きな「波」があり、その波の最高点くらいで買ってしまっていたのです。
波は高い時期の次に低い時期がきます。
あの時の僕は、株価の低い時期が来るタイミングを待つべきだったのです。
ボーナスが入り、『よっしゃ、株でも買うか!』という、非合理な判断で、株を買ってしまったのですね。
潮目を待てること。
大事です。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
若かりし頃の僕自身に向けて書きました。
投資を否定するものではなく、抑えるべきポイントを抑えて、楽しんで資産を形成していって欲しい、と思っています。
現に僕は、基本的に放置プレイが可能な、ほったらかし投資を継続しています。月に1度くらいは状況を確認する程度です。

今回伝えたかったことは、テクニック的なものではなく、大原則や哲学、精神論の類です。
ちょっと鬱陶しく思われるかもしれませんが、それなりの年数を経験してきて、骨身に染みて理解したことです。
ぜひあなたには、余計な失敗を避けて、安全な投資ライフを満喫して欲しいです。
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