こんにちは!
ほったらかし投資に精を出しているKobolです。
気になるニュースがあったので、皆さんに共有したいと思います。
気になる、というレベルではなく、気にしておくべき、という重要なニュースです。
バークシャー=ハサウェイが円建て社債の発行条件を決定
バークシャー=ハサウェイが何の会社かご存知でしょうか?
知らないという方もいると思います。
では,ウォーレン=バフェットさんをご存知でしょうか?
約10兆円の個人資産を誇り,世界で最も慈善事業に寄付をすることで有名な,偉大な人物です。
投資の代名詞と言っていも過言ではありません。
投資に取り組むにあたっては、我々のような個人投資家であっても、押さえておきたい人物です。

そのウォーレン=バフェットさんがCEOを務める投資持ち株会社が,バークシャー=ハサウェイなのです。
バークシャーハサウェイが何の会社かというと、つまりは投資をする会社です。
元々は紡績の会社だったようですけどね。
気になるニュースとは,バークシャー=ハサウェイが初の4300億円相当の円建て社債の発行条件を決定したことです。

社債は,

投資家からお金を集めて,そのお金で事業とか運用をして利益を得るので,利子を付けて〇年後に返します
という約束の一種です。
僕はこのニュースの中で,
- 円建て
- 初めて
- 4300億円もの巨額
の3点に着目しています。
バークシャー=ハサウェイは円安になると予想しているはず
今回の社債発行の背後には、「これから円の価値が下がる」という、バークシャー=ハサウェイの思惑が潜んでいると思います。
なぜなら、円安になればバークシャー=ハサウェイは儲かるからです。
下の図をご覧ください。

バークシャーハサウェイは円安を見込んでいるはず
円建て社債の発行時の仮定は以下の通りです。
- 円建て社債の発行時のレートは1ドル100円
- 3人に100円ずつ社債を発行して3ドルの資金を調達する
バークシャー=ハサウェイは、投資家から集めた3ドルを運用することになります。
数年〜数十年後の社債の償還時の仮定は以下の通りです。
- 円安が進んで1ドル200円になった
- 社債の利子はゼロ
バークシャー=ハサウェイは、合計300円を投資家に返す必要がありますが、為替レートは1ドル200円になってしまったので、1.5ドルを返せばいいのです。
あれ?
社債の発行時には、投資家から3ドルを集めたのですよね?
なので、差し引き1.5ドルがバークシャー=ハサウェイの利益になっちゃいました!
実際には、社債の利子を払わなければならないので、円安になった分が丸々利益になるわけではありません。
つまり、
円安による利益の方が、利子を払うコストよりも大きい
と判断したものと思われます。
日本円がついに見限られた?
このニュースの2つ目のポイント、『初めて』です。
ついに見限られたかぁ。。という印象です。
これまで何度となく円建て社債を発行してきたのなら話は別ですが、今回が初めてです。
巨像がついに動いたのです。
我々個人投資家も、『これまでとは状況が違うぞ?』と警戒すべき時だと思います。
4300億円という巨額→市場を動かす意図か?
バークシャー=ハサウェイの2018年の営業利益は約250億ドル(約2.7兆円)でした。

4300億円(約40億ドル)は営業利益の16%に当たります。
その規模の社債を発行するとなれば、『少し本気で来ているな』と思われます。
バークシャー=ハサウェイは投資のプロ集団です。
指を咥えて見ているだけではないでしょう。
円安になるように、あの手この手で操作を仕掛けてくると思いますし、それができる存在だと思います。
個人投資家としての対応は?
我々のような個人投資家は、どのように対応していくべきでしょうか?
取るべきアクションは、
資産を円から外貨(まぁ米ドルでしょう)に変えていく
ですね。
資産を円で持っていても、円安が進んでしまっては対外的な価値交換に不利になる一方です。
外貨預金で良いし、外貨の投信でも良いし、FXでも良いし。
僕のおすすめは、FXのスワップポイント運用です。
基本的に放置で、年利10%を普通に超えてくるので、増やしながらリスクヘッジを行える、良質な運用先だと思いますよ。
自分である程度リスクをコントロールできるところが、安心できますね。
実績を公開しているので、『こんなもんなんだぁ〜』と感覚を掴んでもらえたら嬉しいです。

おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
バークシャーハサウェイが、
- 円建て社債を
- 初めて
- 4300億円
発行する条件を固めたことについて、僕なりのアラートを出しました。
円安に向かっていくにあたって、資産をリスクから守りましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧
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