【感想】水素社会の実現に向けた企業の取り組みを網羅的に学べる1冊

【感想】水素社会の実現に向けた企業の取り組みを網羅的に学べる1冊 おすすめ書籍
【感想】水素社会の実現に向けた企業の取り組みを網羅的に学べる1冊

水素社会なんて、本当にくるんだろうか。。?

僕もこれまでは水素社会に対して懐疑的でした。

しかし、本書で紹介する書籍には、本気で取り組む有力企業が多数紹介されていて、『本当に水素社会が実現してしまうかもしれないな。。。』と思うようになりました。

水素社会に関する意見も交えながら、どんな本なのかをわかりやすく紹介します。

タイトルは、『日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス198社の最新動向』です。

 

ほかのオススメ書籍のレビュー記事はこちらの一覧ページからどうぞ^^変わった本からオーソドックスな本まで、広く読んでいます。
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おすすめ書籍
僕がほったらかし投資に取り組む動機や,取り組むために必要な知識などを本から得ることも多いです。本を読むことは,他人の人生を追体験できるほど,貴重な経験だと思っています。このカテゴリーでは,「読んでよかった」と思える本を紹介していきます。

 

本記事では、

  • 著者について簡単に
  • 本の概要
  • 着目した3つのポイント

を簡潔にお伝えしていきます。

 

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著者について

本書の著者は、西脇文男さんです。

東京大学経済学部卒、日本興業銀行、DOWAホールディングスなど、リアルビジネスにどっぷり浸かってきた実務家です。

西脇さんの著書として、『再生可能エネルギーがわかる』も高評価です。解説が分かりやすいですね。

 

本書の概要:痒いところに手が届く、網羅的な内容

本書はとにかく網羅的です。

水素に関連する一通りの情報がバランスよく説明されています。

水素社会を全面的に擁護する内容となっているため肯定的な内容を『これでもか!』と言わんばかりに並べた感は否めないかもしれません。

しかし、燃料電池から始まり、水素発電、水素を作る方法、水素を運ぶ方法など、水素社会を学ぶためには十分な範囲と内容が説明されています。

数字は出てきますが専門的すぎることはなく、説得力を持たせることに一役買っています。

 

本書で注目した3つのポイント

燃料電池は車だけでなく電車や飛行機にも適用可

燃料電池は車だけでなく電車や飛行機にも適用可

燃料電池は車だけでなく電車や飛行機にも適用可

水素社会を象徴する商品として挙げられるのが燃料電池です。

英語で書くと、Fuel Cell(FC) です。

理科の実験で、水に電極を入れて通電して水素と酸素に分解する実験をしましたよね?

燃料電池はこの電気分解の逆で、水素と酸素を結合させることで電気を発生させることができます。

水素と酸素が結合すると、水が生成されます。

水以外のもの、例えば二酸化炭素は発生しないので、地球のことを考えたら夢のような技術ですよね?!

しかし、減量の酸素は空気中に20%程度含まれているからいいとして、反応に必要な水素の供給がネックになって、未来の技術とされていたんですよね。

 

燃料電池の適用先として一般的に知られているのはです。

燃料電池車と言われ、英語で書くとFuel Cell Vehicle(FCV)です。

トヨタのMiraiが好例ですが、すでに燃料電池は製品化されて車に搭載されているんですよね。まだ高いですけど。

 

僕も燃料電池のイメージは車とセットでしたが、電車や航空機にも搭載されることがあるんですよね。

例えば、電車。

燃料電池は電気を発生させるものなので、電車の動力源になります。

日本では電化が進んでいますが、海外ではディーゼルエンジンで走る列車も少なくありません。

ディーゼルエンジンは軽油を燃料にするため、二酸化炭素を多量に排出しますが、燃料電池にすればその懸念はありません。

電化のための多大なコストを払わなくてもいいし、排ガスも気にしなくていい。

燃料電池で電車を動かせるなら、それに越したことはないのでしょうね。

 

使用先に水素を運ぶまでが大変

使用先に水素を運ぶまでが大変

使用先に水素を運ぶまでが大変

水素が酸素と結合して電気を発生させる。残るのは水だけ。。

その部分だけを聞くと、メリットしかないように思えます。

ですが、僕たちエンジニアが水素に取っ付きにくいのは、使用先まで適切に運ぶことが難しいからです。

本書でも、運搬に関しては若干歯切れが悪いように思います。

 

水素は、原子番号1の元素で、最も原子のサイズが小さい元素なんです。

普通の状態では原子が2つくっついて分子になっていますが、分子も当然に小さいので、わずかな隙間を通り抜けられます。

タンクは配管、ポンプなどのあらゆる隙間から漏れ出す可能性が他の元素よりも高いということです。

そして可燃性ですから、火種があれば爆発的に燃えます。

これだけでも扱いたくない元素です。

 

では、気体ではなく液体にすればいいのでは?と思うでしょう。

水素が大気圧で液体状態を保てる温度は、マイナス253℃です。

マイナス253℃を作り出すことがどれほどエネルギーを必要とし大変なことか、想像していただけるでしょうか。

極低温の水素を沸騰させないように断熱する構造も、複雑かつ高価になります。

圧力を高くすればもっと高い温度まで液体状態を保てますが、この場合は高い圧力に耐えられる容器が高価になってきますし、圧縮するにも大きなエネルギーが必要です。

低温化と高圧化のいずれを選ぶにしても大きなコストが水素の価格に上乗せされて、水素の導入ハードルが上がってしまうのです。

本書では、もう少し進んだ技術が紹介されているので、期待しながら読んでくださいね☺️

 

こんなに多くの企業が取り組んでいたのか!?

こんなに多くの企業が取り組んでいたのか!?

こんなに多くの企業が取り組んでいたのか!?

『水素』と聞いて企業名が浮かんだあなたは、業界人か相当の見識者でしょう。

それほど、『水素』というキーワードだけが1人歩きしている状況です。

水素社会は自然の産物ではなくて、国や企業が動かなければ実現しません。

ですが、国はともかく、水素関連の企業は、SONYなユニクロ、スタバのように身の回りに溢れた商品を扱っておらず、工業分野で活躍する企業が多数です。

工業分野は世間一般の目から遠いところで動いているので、水素社会に向けた企業の取り組みが広く知られにくいのですよね。

本書は、あなたが知らないであろう企業の取り組みを各所で説明してくれます。

工業界の有力企業による、リアルで地道な取り組みの数々。

『これだけの有力企業が取り組むなら、もしかしたら水素社会は本当に。。』と思えてきます。

 

まとめ:水素社会に向けた知識獲得におすすめ

本記事では,西脇文男さんの『日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス198社の最新動向』を紹介しました。

SDGsとの関係においても、目標7目標13に深く関係する水素エネルギー。

時代の変化についていけるように、一度読んでみることをおすすめします。

水素社会に対する考え方が変わるかもしれませんよ。

 

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