『色々と学んできた,あなた!服のことだけ,あとまわしにしていませんか?』
↑僕のこのフレーズで本書を買いました。
なぜなら,まさに僕のことを表現しているキャッチフレーズだったからです。
弁理士に,TOEICに,MBAに。。。色々と学んできましたが,服に力を注ぐことをあとまわしにしてきました。
それどころか,『見た目にそんなに拘らなくたって。。大事なのは中身でしょう?』と,服のことを軽視していたんですよね。
本記事では、
- 著者について簡単に
- 本の概要
- 着目した3つのポイント
を簡潔にお伝えしていきます。
書籍レビューの記事もコツコツ増やしています!
↓↓↓

著者は政近準子さん
本書の著者は女性です。
これ,ありがたいと思いませんか?
男性は女性の視線を気にするものです。
女性目線からのアドバイスってすごく役に立つし,男性では気付かない細やかな部分も見てくれるので,非常にありがたいものです。
政近さんは↓こんな感じのキャリアを積まれています。
これだけ実績のある政近さんに服のアドバイスをしてもらえるなら安心ですね。
本書の流れ
本書の大まかな目次は以下の通りです。
- 『服』に対する意識を変える
- 武器としてのスーツ
- スーツ以外でも発揮される『服の力』
- 『服』でコミュニケーション能力を高める
- 『服の力』は細部に宿る
読み手にやさしいな,と思った点は,見開きで1つの話題がまとめられている点です。
スキマ時間に読み進むにはピッタリ!
では、僕が特に注目したポイントを3つ紹介します。
本書の学びのうち必ず押さえておきたい3つのポイント
まずは体をつくる~草食系男子礼賛へのアンチテーゼ~

まずは体をつくる~草食系男子礼賛へのアンチテーゼ~
反感覚悟で敢えて言います。言わせてください。
まずね,モヤシ君が多すぎるッ!

ただのモヤシ
草食系男子だか細マッチョだか知らないけれど,そんなモヤシ君が人気になる現代ニッポンは何なんですか?!
『えー,マッチョはキモーイ』
って言う女性陣!
狩猟時代の本能は壊れてしまったんですか?!
モヤシ君では獲物に返り討ちに遭いますって!
男性陣も男性陣ですよ!
あなたの大切な人を守るのは誰なんですか?!
モヤシでは役に立ちませんよ?!
次!
何ですかその立派過ぎるお腹は!?
前屈できるんですか?!
欲望のままに食べて飲んで寝て。。。を繰り返してそうなったんですよね?!
獲物を狩るどころか,餌になりますよ!

ただの豚
言い過ぎましたm(__)m
本書によると,スーツの原型は軍服だそうです。
つまり戦闘服,戦闘できる服です。

スーツの原型は軍服
戦闘するための服なので,モヤシと豚では似合わないのも当然ですよね。
だって,闘えませんから。
すぐにでも戦える戦闘体型を手に入れてこそ,スーツが似合うようになるものです。
本書を読んだら,いや!今からトレーニングを開始した方がいいです。
スーツを着こなしたいのなら。
クールビズでの半袖シャツ・・・似合ってないッ!

クールビズでの半袖シャツ・・・似合ってないッ!
改めて想像してみると,絶望的なほどに似合っていません。
クールビズでの半袖シャツ。
半袖シャツにネクタイを付けてしまった日には,破滅的な残念さが漂ってきます。
オーダースーツ.comのアンケートでも,約70%の女性が『ダサい』と回答しています。
もう一度言います。
『ダサいッ!』
そういうと,『個人の好みなんだからいいだろ!』と怒号が聞こえてきそうですが,相手に与える印象を無視していい仕事(戦闘)ができますか?
袖から除くその腕が神々しいものであれば話は別かもしれませんが,棒切れ(モヤシ)やハム(豚)が袖から出ていても,違和感と悲壮感しかありません。
政近さんは優しいので,本書ではどうしても半袖シャツを着たい人のためのポイントも紹介してくれています。
男の足元。。。安心してください!見られてますよ!

男の足元。。。安心してください!見られてますよ!
政近さんの主張によると,男性の足元は女性やエグゼクティブにしっかり見られているようです。
人の弱点に付け込む意味の慣用句として『足元を見る』ってありますよね?
起源は江戸時代。
馬方(馬で荷物を運ぶ人)は,旅人の足元から疲れ具合を見抜き,運搬料金を決めていたそうです。
『足元を見る』の起源ですね。
足元を見られることは,弱みを見られることだったのです。
つま先やかかとがすり減っていたり,靴全体の輝きがなくてくたびれていたり。。。
イキったトンガリ靴でこのような状態だと,どうしようもないですね。。。
僕は靴に拘っているので,人の靴の状態をしっかりと確認します。
高級な靴を履けばいいわけではなく,そこそこの価格帯の靴でも手入れがきちんとされていたら,印象は全く違います。
僕のおすすめブランドは『三陽山長』です。
迷ったら,三陽山長の靴を履いてみてください。
日本人の,日本人による,日本人のための靴です。
質実剛健で,価格と品質のバランスがとても良く,10年以上履けます。
僕も数足持っていてガシガシ履いていますが,手入れをしていることもあって一向に消耗しません。
靴型ごとに名前が付いているので,家族が増えたような感覚になりますよ。
三陽山長のサイト:http://www.sanyoyamacho.com/
まとめ:全男に読んでほしい
服に手をかけてこなかった男性も多いのではないでしょうか。
本書を読むと,服に対する考え方が変わります。
良質な服を適切な方法で身にまとうと,世界が違って見えるし,良いことだらけです(本当に)。
ぜひ一歩を踏み出しましょう!
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