こんにちは!Kobolです。今日は急ぎで新しい記事を作りました。「仮想通貨」の呼称が「 暗号資産 」に変更するかもしれないとのニュースがあったのです。
これは皆さんにお知らせしなくては!という想いで、急ぎで発信します。
以前の記事「仮想通貨と暗号通貨 ,どちらの用語が正しいの?」で,僕は、
「現段階では、日本語では”仮想通貨”が優勢なので、”仮想通貨”を使ったほうが良さそう」
と書きました。それは2018年12月15日(土)のことです。
しかしながら、実はその前日の2018年12月14日(金)に金融庁に動きがあったのです。
今日はこの場を借りて方向性を変えさせていただいと思います。
金融庁のホームページにアップされた一つの報告書(案)
12月14日(金)に,金融庁のホームページに,
というPDFファイルがアップされたのです。
ICO詐欺などで一般投資家が被害を被っている実情を鑑みて、金融庁は有識者を交えての勉強会を開催しているのですが、今回はその報告書の案が提示されたのです。
リンクから報告書の目次を見ていただければわかりますが、「なんやこら、悪徳業者こら。しばいたる!」といわんばかりの,金融庁の怒りがにじみ出ている内容になっています。
不適正な業者が跋扈するのは見るに耐えない、と言うか個人的に許せないので、「いいぞ、もっとやれ!」と思っています。
実際、僕も被害に遭っていますからね。

Kobolも仮想通貨関連で詐欺られています
呼称の変更に至った背景
金融庁の報告書(案)では、仮想通貨の呼称を変更する理由として、以下の二つを挙げています。
(1) 最近では、 国際的な議論の場において、“crypto-asset”(「暗号資産」)との表現が用いられつつある
(2) 現行の資金決済法において、仮想通貨交換業者に対して、法定通貨との誤認防止のための顧客への説明義務を課しているが、なお 「仮想通貨」の呼称は誤解を生みやすい、との指摘もある
引用:金融庁「仮想通貨交換業等に関する研究会 報告書(案)」
(1)は国際的な調和の観点から至極まっとうな理由だと思います。
僕は法律家でもあるのですが、法改正の際には「国際的な調和の観点」と言う理由はたくさん見かけます。
ですが、(2)には疑問符が付きます。「仮想通貨」って、誤解を生みやすいですか・・?
「仮想通貨」から「 暗号資産 」へ
僕個人としては、今回の変更に対して、プラスとマイナスの感想を持っています。皆さんはどのような印象を持ちましたか?
プラスの感想
ようやく「仮想」という言葉の使用をやめたことです。
すでにビットコインなどの一部の仮想通貨は、現実の財やサービスと交換することができているので、すでに「現実の通貨」という扱いをしてもいいはずです。なので、「仮想」の文字が消えたことは、一投資家として嬉しいのです。
マイナスの感想
「通貨」から「資産」という言葉に変わったことです。
この変更の意図は、「資産としての価値はあると認めるが、通貨としては認められない。」ということに他なりません。
仮想通貨には市民権がまだ認められていないという印象を持ったので、マイナスです。
僕個人としては,
暗号通貨!!
仮想通貨でもなく、
暗号資産でもなく、
暗号通貨を使うべき、と僕はずーーーーーーっと思っています。
おわりに
今回お伝えした情報は、まだ「方向性」の段階です。
現に、報告書(案)においては、以下の通り「考えられる」という文言で締められています。
こうした国際的な動向等を踏まえれば、法令上、「仮想通貨」の呼称を「暗号資産」に変更することが 考えられる。
引用:金融庁「仮想通貨交換業等に関する研究会 報告書(案)」
新しい産業が生まれる時期には、法律や制度の整備が追いつきません。
ブロックチェーンと仮想通貨?暗号資産?にとっては,今はまさに黎明期です。
なので、今後も法律や制度がコロコロと変わっていくことが容易に予想されます。
僕は法律家として、投資家として、そのあたりはしっかりと追っていきたいと思っています。
また法律や制度の点で変更があれば、お知らせしますね!
Kobol
↑この記事の直後に、「暗号資産」への呼称変更のニュースが出て来ちゃいました。
コメント
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